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さて、今日の格言は、「人間万事塞翁が馬」です。
「人間万事塞翁が馬」とは?
人生における幸不幸は予測しがたいということを指しています。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない、という例えです。
この言葉は、次のような故事に基づいています。
昔、中国北方の塞 (とりで) 近くに住む占いの巧みな老人 (塞翁) の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。しかし、足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという。
失敗は成功の母、3度失敗して、1度成功するくらいで丁度いい
8月12日は、あの日航機墜落事故が起きた日でした。乗客乗員のうち、奇跡的に命が助かった4名を除く520名が亡くなるという、航空機史上最悪の事故でした。
当時勤めていた会社の大阪支店で、出張していた東京本社の会議が長引き、予約していたあの便に乗れなかった上司がいました。帰りが遅くなり、その時は残念だったと思いますが、もし間に合っていたら・・・と考えるとゾッとします。
また、その上司がキャンセルしたことで、キャンセル待ちをしていた誰かが、あの便に乗ったかもしれません。
そう考えると、何が運命を左右するか分かりません。まあ、命に関わることはそうそうないでしょうが…
「人間万事塞翁が馬」といえば、うまくいっても驕らず高ぶらず、うまくいかなくても落ち込むことなく「Next Challenge!」と次へ向かうことが大事だと思います。
まあ、取り組むモノの難易度によりけりですが、4回挑戦して1回うまくいけばいいや、くらいの気持ちでいる方が良いように思います。それでも打率2割5分ですから、決して悪い数字ではないはずです。
なんでも周到に準備して、「絶対成功させてやる!」などとリキむと、ロクなことにならないでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2017.8.22記)