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さて、「今日の一言メモ」第54回です。
自分は無能だ、無価値だ、と感じる時・・・
最近、知人が落ち込んだモード。自分より若い人たちが活躍している様子がSNSでアップされ、それを見ると「私は無能だ、価値がない…」モードに陥ってしまうとのこと。
まあ、誰にでもあるといえばそうなんですが、そこからどう立ち直るか、は人によって差があるところでしょう。
本田圭佑選手の名言「伸び代」
話は変わって、かつての男子サッカー日本代表の本田圭佑選手が、よく使っていた言葉に「伸び代」があります。物真似芸人のじゅんいちダビッドソンが真似して一躍有名になりました。(そういえば彼はどうしているのか…)
それはともかく、伸び代とは辞書にどう記載されているのでしょうか?調べてみると以下の通りでした。
のび‐しろ【伸び代】
能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。「芸の―が大きい」
◆平成17年(2005)前後からスポーツ界で使われ、多方面に広がった。
(出典 : デジタル大辞泉)
のびしろ【伸び代】
① 金属などが折り曲げられる際に発生する伸び。また,その長さ。
② 転じて,組織や人間が発展・成長してゆく可能性の大きさをいう。
(出典 : 大辞林 第三版)
なるほど、成長する余地、成長する可能性の大きさを表しているのですね。
他人に嫉妬したら「自分には伸び代がある」と自分にフォーカスする
他人の活躍を目にして、自分のことを「無能、無価値」と感じるということは、嫉妬を感じているわけです。
この嫉妬心は、人間であれば避けて通れない、本能のようなものでしょう。でも、その嫉妬心を他人に向けて燃やしても、無駄なエネルギーを消費するだけでしょう。
そこで、彼我の差を冷静に認め、その差を「自分の伸び代」だと認識することで、意識のフォーカスを自分に向けることができます。
つまり、嫉妬を感じた事実を自分の課題と捉え、その課題を解決する力が自分にある (伸び代がある) と信じて進むことが、一度は落ち込んだ状態から立ち直る術 (すべ) なのではないでしょうか。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.3.7記)