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さて、「今日の一言メモ」第299回です。
「騏驎も老いては駑馬に劣る」
「騏驎 (きりん) も老いては駑馬 (どば) に劣る」とは、どんなに優れた才能を持つ人でも、年をとって衰えると平凡な人にも及ばなくなるという例えです。
「騏驎」とは、一日に千里も走るすばらしい駿馬のことを指し、「駑馬」とは、足ののろい駄馬から転じて、平凡な馬・愚かな馬のことを指しています。
騏驎のようなすぐれた名馬であっても、年老いると足ののろい駄馬以下になるという意味から、いかに優れた人物であっても老いによってその才覚は鈍り、普通の人にも劣るようになるということです。
「介護保険法」公布日
さて、今日12月17日は、1997年 (平成9年) に日本で介護保険法が公布された日です。実際に施行されたのは、2000年 (平成12年) 4月1日でした。
誰しもいつかは歳をとり、そして亡くなります。これは、万人に共通したことで例外はありません。
そして高齢になれば、否応もなく身体的な衰えが忍び寄ってきます。記憶力も衰え、反射神経も鈍くなってきます。
そうなると多くの人が、いずれ介護保険のお世話にならなければいけない日が来るでしょう。
介護保険のお世話になるには、要介護認定手続きを経て、要支援1〜2・要介護1〜5という要介護度の認定を受けなければいけません。
下のグラフは、今年(2019年) 3月に厚生労働省が発表した、2000年(平成12年)〜2018年(平成30年)の18年間の「要介護度別認定者数の推移」について示したものです。要介護度が低いほど、この18年間で増え方が顕著であることが分かります。
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健康寿命を延ばし、自分のやりたいこと、好きなことを極める
先日「いい肉の日 (11月29日) 」のブログ記事で、新たなステージに取り組み生涯現役を実現するために、まず土台となる健康増進に留意し、いかに健康寿命を延ばすかが、シニアのこれからの課題だと書きました。
100年ライフに近づいている現代では、生涯現役を目指す人が増えています。かくいう僕も、明治・大正・昭和・平成を生き抜き、105歳で亡くなられるまで生涯現役を貫かれた元・聖路加国際病院名誉院長であり、数々の要職を歴任された故・日野原重明先生をロールモデルとしています。
健康寿命を延ばすことで、若い人たちとタッグを組み、自分に足りないものは若い人にサポートしてもらい、若い人が持ち得ない知恵と経験を提供しながら、自分のやりたいこと、好きなことに取り組み、極めることができると思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.17記)