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さて、「今日の一言メモ」第324回です。
「小正月」
今日1月15日は、「小正月 (こしょうがつ) 」です。この日に、豊作祈願など農業に関連した行事をしたり、なまはげなどの行事を行って病気や厄災を払う地方もあるそうです。
そもそも、古くはこの小正月までが松の内だった (この日まで門松を飾った) ものが、江戸時代に徳川幕府の命により1月7日の大正月までとされたとか。
年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となってきました。
本来は、松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、女正月という地方もあるようです。
そして、かつて元服の儀を小正月に行っていたということから、1月15日は成人の日という国民の祝日となった経緯があります。
豊作祈願といっても、欲張りすぎてはいけない
イソップ寓話に「ガチョウと黄金の卵」というお話があります。その内容は次の通りです。
ある日農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚く。それからもガチョウは1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を売った農夫は金持ちになった。
しかし農夫は1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じ、きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いないと考えるようになる。
そして欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いた。ところが腹の中に金塊などなく、その上ガチョウまで死なせてしまった。
このお話の教訓は、欲張り過ぎて一度に大きな利益を得ようとすると、その利益を生み出す資源まで失ってしまうことがあるということですね。
利益を生み出す資源も考慮に入れる事により、長期的に大きな利益を得ることができるという意味です。
人生の豊作も、時間をかけて耕し育てることで得られる成果である
世に一攫千金を夢見て、宝くじを買う人、宝くじを偽造する人、はたまた犯罪に手を染める人もいます。
でも、人生の豊作とは、大金を手にすることではないと思います。地位や名誉を手に入れることとも違う気がします。
子を授かり、立派に育て上げることも人生の豊作でしょう。自分の好きなこと、得意なことを生かし、なんらかの作品を作りあげることも人生の豊作といえるでしょう。
ただ、なんにしてもそこに至るには多くの時間が必要です。短兵急に事を運ぶことはできません。
そこに近道はないと心得て、じっくりと取り組む必要があります。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.15記)