11月も最終日、明日からは師走ですね。さて、「今日は何の日?」シリーズ120回目です。
今から24年前、1990年11月30日に台風28号が紀伊半島に上陸しました。これが観測史上最も遅い時期の台風上陸になります。
1990年の台風28号
この台風のように、11月下旬に上陸した台風は前例が無く、観測史上最も遅い上陸となりました。
1990年の夏は記録的猛暑で太平洋高気圧の勢力が強く、秋以降になっても高気圧が後退しなかったため、記録的な暖秋となっていました。
また、偏西風の位置が北に押し上げられていたため、台風が偏西風に流されなかったことが、紀伊半島に到達した原因と考えられています。
この台風の進路は次の通りです。太平洋上で一度くるりと回転していますね。
2014年の台風はムラがあった
今年の9月16日に、台風の話題をブログにアップしました。
9月16日は、2013年に台風18号が上陸した日 平年に比べて台風の発生数に変化が… | ITで第二の人生を切り拓く、シニア起業家ブログ
今年の夏は、7月に何度か台風が発生した記憶がありますが、8月以降は異常気象と呼ばれた豪雨による被害が多発していて、台風の話題は少なかったですね。 …
2014年は、7月に何度か台風が発生したあと、8月は異常気象と呼ばれた豪雨による被害が多発しましたが、台風の話題は少なかったですね。
9月も台風は5つ発生していますが、日本に上陸した台風はありませんでした。
それが、10月になって発生した台風が2つとも日本に上陸、それも2週続けての上陸となり、大きな被害が出てしまいました。
以下の表は、気象庁のサイトで確認した、台風の推移です。2014年と2013年までの3年間の比較ができます。
【発生数】
【上陸数】
1981年~2010年の30年平均で見た平年値ですが、11月・12月もそれなりに台風は発生しています。今日で11月も終わりですが、11月に入って接近した台風はあったものの、発生した台風はなかったようです。
・・・というわけで、台風の発生数は平年値とさほど変わりませんが、台風の進路を決める太平洋高気圧と偏西風によって接近数や上陸数が大きく左右されるのですね。
今年も台風シーズンは終了しましたが、御嶽山や阿蘇山の噴火や長野県北部の地震など自然の脅威は高まっています。これから来年以降も、この何気ない日常の生活が失われないことを祈るばかりです。
ある意味、こうして生活できているのは奇跡なのかもしれませんが…
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.11.30記)