さて、新たなライフスタイルを考えていたら、とある四国の山里の情報が僕の脳内アンテナに響きました。
IT企業が惹きつけられる町・徳島県神山町とは?
徳島というと、僕が学生時代にサークルとゼミでお世話になった先輩の出身地であり、先輩のご実家に遊びに行き、阿波踊りの魅力にすっかりとりつかれてしまい、何年も続けて「踊る阿呆」になった思い出の地です。
そんな徳島市内から車で50分ほどの距離に、徳島県名西郡神山町があります。
徳島県知事が、総務省で情報関連の担当部署に長くいたこともあり、情報化を熱心に進め、2000年代半ばから県内全域に光ファイバー網を整備してきたそうです。
総延長は地球5周分に相当する20万kmを超え、県民一人当たりに換算すると全国1位だとか。
民間事業者のサービスエリア外である中山間地域には、県と国の資金で光ファイバー網が張り巡らされ、もちろん神山町もその対象エリアになっています。
その結果、2年間でIT系ベンチャー企業9社が相次いでサテライトオフィスを開いたそうです。
PCがありネットに繋がれば、広がるワークスタイル
フリーランスのITコンサルタントである僕は、昨年から地方のクライアントとのやり取りに、クラウド版グループウェアやネット経由のミーティングツールを積極的に活用するようにしています。
グループウェアは「サイボウズLive」、ミーティングツールは「Skype」を用いています。いずれも無料のサービスで、とても重宝しています。
出張して対面でコミュニケーションをとることは勿論重要ですが、ツールの活用で頻繁にミーティングを行い、画面で資料を共有しながらディスカッションを進めることができます。
メールだけのやり取りだったら、とてもこうはいきません。
それに、ITコンサルタントという仕事柄、クライアントと別にシステムを提供するベンダー (ビジネスパートナー) ともやり取りがあります。
最近では、富山のクライアントと東京や仙台のビジネスパートナーとネット経由で3者間のビデオ通話や資料の画面共有を行い、意思の疎通を図っています。
この時、僕がオフィスにいる必要は必ずしもないわけです。日本中どこでも、いや世界中どこでも安定してネットに繋がる環境さえあれば、資料を共有しながらディスカッションを行うことができるわけです。
というわけで、こうしたことからワークスタイルを含めた新たなライフスタイルが具体的にイメージできそうです。
といっても、地方に完全に移住するという選択だけではなく、現在の住まい・オフィスはそのままにして、生活コストが低廉な地方にも住まい・オフィスを構えて、双方を行き来するデュアルライフも考えられます。
昨日の記事に書いた通り、新たなライフスタイルで「地方創生」にどのように貢献していくか、を考えながら検討してみたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.1.31記)