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さて、「今日の一言メモ」第164回です。
「遠慮なければ近憂あり」
「遠慮なければ近憂あり」とは、「遠慮」とは、将来まで見通した深い考えのことで、「近憂」とは、身近な憂い事を指します。
よって、「遠慮なければ近憂あり」とは、目先のことばかりにとらわれて、遠い将来のことを考えずにいると、近い将来必ず心配事が起きるという意味になります。
現状の「不満」と、 将来の「不安」と
目先のことを考えると、一々不満が募るけど、その「不満」を解消するために何かを変えよう、チャレンジしようとすると、その先に待ち構えているかもしれない失敗、リスクを恐れるという「不安」を感じるものです。
将来失敗するかもしれないというリスクを恐れ、行動を起こさず、不満を抱えたまま現状を維持し続けるのであれば、それはそれで一つの生き方です。
自分でよく考えて決めたことであれば、誰も文句は言えません。
一方で、こんな言葉もあります。
「不満」は、従属性からくる感情。
「不安」は、主体性からくる感情。
現状で感じている「不満」を甘受するのか、将来の「不安」はありながらも現状を変えるべく行動するのか、どちらを選択するのでしょう。
どちらを選ぶにしても、決めたのは自分自身です。その結果、どのようになろうと、それは自己責任です。誰のせいでもありません。
それだけは間違えないようにしないといけないでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.7.22記)