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さて、「今日の一言メモ」第604回です。
「言うは易く行うは難し」
「言うは易く行うは難し」とは、何をするにしても口で言うのは簡単だが、それを実行するのは大変難しいということの教えです。
口で言うだけならどんなことでも簡単ですが、実行となると口で言うほど簡単ではないということですね。古代中国の前漢で書かれた『塩鉄論・利議』に「言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり」とあるのに基づくそうです。
言う人10,000人、やる人100人、続ける人1人
あれがしたい、これがしたいと思い、それを言ってみることはだれでもできます。そして、大抵のことは「今は忙しいから、時間ができたらやろう」「ちょっとお金がかかりそうだから、次のボーナスがちゃんと出たらやろう」などという理由をつけて先送りになります。
そして、あれをする日、これをする日は永遠に来ないでしょう。
何かを達成したいと夢を描く人が10,000人いたら
それを実行に移す人は100人
継続する人はその中のたった1人
と言われています。
ことほどさように意志を継続して持ち続け、行動していくことは難しいことなのです。
でも、あんまり難しく考えず、時間がなくてもお金がなくても今できることを考えたらいいと思うのです。
ゴールに到達するまでの道のりを細かく分解する
たとえば「あの国に行きたい」と思ったとします。一足飛びにその国に行けるわけもないので、まずはその国についてもっとよく知る行動を起こせばいいと思います。
毎日10分間インターネットで、その国の歴史や風土、国民性などを調べる。会社帰りに本屋さんによってその国について書いてある紀行本などを探す、といったことです。
そして、その国にさらに行きたくなったら次なるアクションに移ります。実際に行った人を探して話を聞いてみるとか、伝手を頼って実際に住んでいる人にZoomでお話できないか努めてみるとか。
その過程でますます魅了されるのか、興味を失うのかは分かりません。魅力度が増すのであれば、どうすればその国に行ける時間とお金を工面できるか考えるのではないでしょうか。
とにかくゴールに到達するまでの道のりを細かく分解してみて、まず最初の階段を一つ登ることです。そして、一つ登ったら次の一段を見つめ、足を上げることでしょう。その先にずっと続く階段は見る必要がありません。それを繰り返していけば、ある日気がついたら階段の一番上に立っているのではないでしょうか。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.12.4記)