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さて、「今日の一言メモ」第615回です。
「有為転変は世の習い」
「有為転変は世の習い」(ういてんぺんはよのならい)とは、この世は常に激しく移り変わり、とどまることなく変化するものだという意味です。
この世で起きる様々の出来事は、すべて固定したものではなく、常に移り変わっていくことを表しています。「有為」とは、仏教語で、因縁によって生じた様々な現象のことです。ここでの「習い」は「学習する」の意ではなく、「世の中の常」という意味になります。
「有為転変の世の習い」また、単に「有為転変」とも表現されます。
「念仏の口止め」の日
今日12月16日は「念仏の口止め」の日 です。正月の神様 (年神様) は念仏が嫌いなので、この日の翌日から1月16日の「念仏の口明け」までは念仏を唱えないというしきたりがあるそうです。
というわけで、この日を最後に正月過ぎまで仏事を行わないことになっています。(お寺さんも冬休みでしょうか…) 12月16日が多いようですが、地方によって日が異なり、兵庫県美嚢郡では12月11日になっています。
また、佐渡では「墓場念仏」という行事があるそうです。これは、12月13日の晩に、鉦 (しょう、平たく丸い蓋形の鐘) を叩き、念仏真言を唱え、三十三ヶ所か五十ヶ所の墓を歩くのだとか。
報道各社に求める姿勢
念仏の口止めから念仏の口明けの日まで、約1ヶ月あります。この1ヶ月の間には、いろんな有為転変が起こりそうです。最近では、庶民派宰相と菅首相を持ち上げていたマスコミは、手のひら返しで首相を非難しており、内閣支持率もあれよあれよと下がってしまいました。
新型コロナウイルス感染率がどんどん下がってくれるのは歓迎しますが、この大変な時にマスコミが揃って政権を攻撃し、支持率が下がるのは如何なものでしょうか。
支持率が下がったから、すわ総選挙の時期が云々などという近視眼的なニュースではなく、もっと毅然として内閣に物申す、くらいの姿勢を報道各社には持って欲しいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.12.16記)