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さて、「今日の一言メモ」第616回です。
「三年飛ばず鳴かず」
「三年飛ばず鳴かず」とは、長い間、何もしない、あるいはこれといった結果を出さずに過ごすことの例えです。また、実力を発揮するまでにじっと機会を待っている様子を表しています。
飛べば高く飛び上がり、鳴けば人を驚かすという鳥が、三年間飛びも鳴きもせずにいるという意味で、以下の故事に基づきます。
中国戦国時代、楚の国では荘王が即位したとき、荘王は三年間政治に一向に見向きもしなかった。部下である伍挙が、三年間鳴きも飛びもしない鳥に見立てて王をいさめたところ、王は「鳥が三年間止まったままなのは、意思を固める準備をしているからで、この鳥は飛べば天に昇り、鳴けば人々を動かす」と答えた。その後、王は生活を改め、国事に専念し、ついには周の国をもおびやかすようになったという。
「飛行機の日」
今日12月17日は「飛行機の日 」だそうです。今から117年前の1903年 (明治36年) 12月17日に、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホークで、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が動力飛行機の初飛行に成功したことに由来します。
この日は4回飛行して、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で飛行距離は256mだったとか。
ライト兄弟は、世界最先端のグライダーパイロットでもあったそうです。自転車屋を営みながら兄弟で研究を続けて、飛行機による有人動力飛行に世界で初めて成功したのです。
大きく飛躍する日に備えて
飛ばず鳴かずで三年間も過ごすのは、ある意味なかなか大変なことだと思います。また、鳥を見て、自分も大きく空を飛翔したいと思った人たちが、実際に飛行機を発明して飛び立ったことも大変なことだと思います。
人間生きていれば、自分の身一つで実際に空を飛ぶことは難しいとしても、大きく飛躍するチャンスにはいつか出逢えるはずです。
そのときに飛躍できるかどうかは、普段の鍛錬と心掛け次第でしょう。何もせずにボーッと生きていたら飛躍するチャンスには巡り会えないのではないでしょうか。
ここぞというときに、川向こうの岸に飛び移れるように普段から身体を鍛え、いつその時がきても全集中できるように精神力も鍛えておくことが必要でしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
では、また!
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(2020.12.17記)