今日は「ITおじさんの、楽に・楽しく・情報化」シリーズをお休みして、今週水曜日(2013.2.27) に参加したトークライブについてアップさせて下さい。
ジョン・キム vs 立花岳志 — トークライブ “ID-2” on Zusaar
作家でプロブロガーである立花岳志氏が主催するトークライブ。1回目のゲストは安藤美冬さんで1月末に開催され、大変盛り上がったのも記憶に新しいところです。
トークライブ “ID1″ 安藤美冬 vs 立花岳志 大熱気で開催しました!皆さま感謝です!! | No Second Life
今回のゲスト、ジョン・キム先生に初めてお目に掛かりました。昨年「媚びない人生」が出版されましたが、一度お会いしてみたいと思っていた方です。今回お会いしてみて、いやぁ、なんと言っていいのやら、知性・人格・品格を備え、スタイル・マスク・お声は甘く、これは格の違う人であるな、と感じました。
実はトークライブの最後に4月に出版される新刊のプロトタイプ(仮製本)版をプレゼントされる3人の内の1人になる、という幸運に巡り会えたのですが、ステージ上からにっこり微笑まれて本を渡され握手された時に、ITおじさんは思わず恋に落ちそうになりま…(。_・)\バキッ
◇◇◇ トークライブの様子 ◇◇◇
トークライブの様子は、既に主催者の立花岳志さんのブログや参加者でfacebookフレンド西村さんのブログにアップされていますので、是非そちらをご覧になって下さい。
ジョン・キムさんをお迎えして トークライブ・ID-2 大熱気で開催しました!ありがとうございました!! | No Second Life
「ジョン・キム vs 立花岳志 — トークライブ “ID-2″」に参加してきました!「自立」して生きていくことを強く意識させられた2時間でした | For My Own Life
◇◇◇ 僕の感想 ◇◇◇
率直な感想は「熱かった」です。
キム先生の著書「媚びない人生」は勿論、その他諸々を1時間で語り尽くそう、会場の空気を言葉で焼き尽くそう、とでもいうようにキム先生の「思い」が「重い言葉」となって迸り出ている時間の中で、ただただ圧倒されていました。
主催者の立花さんがブンブン頷きながら発する言葉の数々が更に「火に油をそそぐ」ことになり、キム先生の言葉を更に紡いでいました。キム先生、「媚びない人生」の中で「言葉は量ではなく重みで勝負する。」と書いていたではないですか。重い言葉が凄いボリュームで飛んでくると消化不良になってしまいますよ・・・^^;
とにかく言葉の波状攻撃が頭上を飛び交っている中、印象に残ったことを記してみます。
◇◇◇ 印象に残った「言葉」◇◇◇
「僕は、本を出版するならそこに魂を込めている。そして、本を買って読んでくれる人がいるということは、その人の命を削っていることだと思っている。お金、時間、そうしたリソースを削ってもらっていることは、命を削っていることと同じ。今日も参加料を払ってここに来てくれた人達は、他のことを犠牲にして自分の時間をここに充てて貰っている。だから僕は全身全霊で話すことにしたんだ。」
「現在と将来は変えられるが、過去は変えられないと言われている。でも僕は過去は変えられると思っている。起きた事実は変えられないが、その事実に対する解釈を変えることで、起きたことに対する評価を変えることはできる。」(過去の事実をネガティブに捉えるのか、ポジティブに捉えるのかで、その経験が活かされるどうか違ってくるでしょうね)
「自宅で立っていられないほどの目眩に襲われ、救急車で病院に運ばれたことがある。絶対脳内出血が起こったと思い、自分の人生が終わるのではないか、という恐怖に襲われてベッドで横になっていた時に妻の声が聞こえた。『絶対に大丈夫。絶対に私があなたを救う。』…その時、自分は思った。ああ、僕はこの人をちゃんと愛してきたんだろうか、と。それから自分は変わった。」(実際には澤穂希選手と同じ「良性発作性頭位めまい症」ということで頭をグルングルン回す治療で治り、その日のうちに退院して普通の生活に戻られたそうな・・・)
「自分が全ての責任を取ろうと決意して下した決断は、結果がどうであれ正しい決断だ。君が他人の判断ではなく、自分で決断して大学を辞めイギリスに留学することを決めたのなら、それで正しい。将来大学に復学するにせよ、それはそれで良い。」(最後に質問に立った学生さんに対して)
他にも沢山あって書ききれない位ですが、ここでは「媚びない人生」に書かれたことと共通したポイントだけ書きます。
● 孤独とは、自分と向き合う時間
● 成長に終着駅はない
● 不可抗力に逆らわない 自分でコントロールできる可抗力に集中する
● 空気を破る…自分は独立した存在であることを示すために
● むやみに自己主張しない 通したいことが10あったら1だけに絞り、残りの9は他者の判断に委ねる
● 他者の目を気にしない 評価を過大評価しない
● 言葉は、量ではなく重さで勝負せよ
● 時には戦略的に取り込まれる
● 群れから離れる
● 最終決定を他人のものにするな
● 居心地の良さを警戒せよ
● 瞬間を生きる 次の瞬間、死んでもいいように
・・・・・・
どうでしょう?熱かった時間の一端が伝わったでしょうか?
◇◇◇ 最後に ◇◇◇
富田は今「自分をつくる学校」に入学してます。ここはトークライブ1回目に登場した安藤美冬さんが学長を務め、原尻淳一さんが常勤講師、そして毎回ゲスト講師を招き、さまざまなワークを通じてセルフブランディングを行うというところです。
自分をつくる学校
そして、今月2回目の講義があるのですが、そのゲスト講師がジョン・キム先生なのです。またまた熱い時間が繰り広げられそうです。そして・・・実際にキム先生とお会いできる機会はこれが最後かもしれません。キム先生は2004年から慶應義塾大学で教鞭をとっておられますが、とても居心地の良い所なので・・・ということで決断されたようです。
また「熱い時間」を過ごせることを楽しみに通学したいと思っています。
___________
(2013.3.1記)