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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず」とは?
徳の高い人はたとえ絶交しても、その相手を悪くは言わない、という意味です。
普通の人は、親しく付き合っている間はいいが、一度仲が悪くなると相手を悪しざまに言いたがりますが、高い見識のある人はそれをしないものだ、ということですね。
中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された歴史書「史記 (楽毅伝) 」に、「古の君子は交わり絶ゆるも悪声を出さず、忠臣は国を去るもその名を潔 (きよ) うせず」とあるのに基づくそうです。
人の悪口を言うのは、優越感を確保するため?
徳の高い人は、付き合いたくない人に対して、悪口を言って蔑むようなことをしなくても、泰然自若としていられるのだと思います。
それに対して凡人は、付き合いたくない人に対して、嫉妬、嫉み、劣等感を感じていることもあるのではないでしょうか。
そして、人間には『劣等を感じれば優越性を追及したくなる』という本質的な部分があるそうです。
このため、付き合いたくない人の悪口を言うことで、なんとか優越感を確保したくなるのかもしれません。
ちと話は変わりますが、ネットやSNSが普及してから、有名人やタレントに対して匿名で誹謗中傷の類をぶつけている輩がいます。
そんな発言は目にするのも不愉快なので、見ないようにしていますが、そうした輩は塀の内側の安全地帯に身を置き、顔を見せることなく石を投げているように見えます。
何か物申したいことがあるのであれば、正々堂々と顔を見せて本名を名乗ってからすべきでしょう。
まあ、そんな勇気もないのでしょうが・・・
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.6.21記)