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さて、今日の格言は、「馬耳東風」です。
「馬耳東風 」とは?
人の意見や批判などを心にとめず、聞き流すことの例えですね。
「東風」は春風のことで、暖かい春の風が馬の耳元に吹いてきても、馬は何も感じないことから生まれた言葉です。
李白の詩『答王十二寒夜独酌有懐』にある「世人聞此皆掉頭、有如東風射馬耳 (世間の人はせっかく作った詩賦を聞いても皆頭を振ってわからないと言う。それはまさに春風が馬の耳に吹きかかるようなものだ) 」がその由来だそうです。
謂われのない罵詈雑言や誹謗中傷は「柳に風」と受け流すこと
世に「犬に念仏」「犬に論語」「猫に経」「牛に説法」「馬の耳に念仏」など、言っても無駄なことを表現する言葉はたくさんあります。
また、最近はSNSの普及で、その匿名性に隠れてあれこれと難癖をつけたり、尻馬に乗って炎上させる輩が後を絶ちません。
ネットの世界だけでなく、リアルの世界でも面と向かっては言わないまでも、何やら謂われのない罵詈雑言や誹謗中傷を影で言っていることが伝わってきたりします。
まあ、そんなことを言われて気持ちが良いはずがありませんが、一々付き合ってカリカリ頭に血を昇らせるのも時間の無駄です。
「何やらつまらんことで、時間を浪費している輩がおるのぉ…」と考えて、馬耳東風・柳に風と受け流すのが得策というものでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2017.8.2記)