Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

043 「フィードバック (feedback) 」の気付き その2 〜ITおじさんの徒然なるままに (7)

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「徒然なるままに」キーボードを叩き始めて7回目のアップ。前回のアップで「フィードバック (feedback) 」の重要性・大切さに改めて気付いたこと、そして最も身近な家族や友人に自分がきちんとfeedbackしているか、という反省が頭をもたげてきたことについて書きました。

翌日この記事をご覧になった「シゴタノ!ブログメディア道場 (以下BM道場) 」道場主の大橋悦夫さんからコメントを頂きました。今回は頂いたコメントの一部をご紹介しつつ、富田が感じたことを書いてみます。

1 アイキャッチ

ITおじさんの徒然なるままに (1)(2)(3)(4)(5)(6)

 

 
◇◇◇ 大橋さんから頂いたコメント ◇◇◇

前回のアップを書いている時に、feedbackと言う言葉をWikipediaで調べたところ、心理学で使われる意味は次のように記述されていました。

「一般的に、褒める、称賛するなど効果的に作用する働きかけを正のフィードバック、けなす、否定するなど反対の働きかけとなるのが負のフィードバックと表現するケースが多いが、これは本来「フィードバック」の機能として持っている円環性や回路の意がくまれていない。 よって、上記については、正のストロークと負のストロークと表現される方が実態に即している。」

ここに記述された「円環性や回路の意がくまれていない」という小難しい部分は軽くスルーして、肯定的(正)と否定的(負)のfeedbackがある、ということで話を進めてしまったのですが、大橋さんは以下のように解説されています。

ここに書かれているストロークという言葉は重要です。
フィードバックは受け取るだけというイメージがあるのに対して、
ストロークには「ストロークを交わす」という双方向のイメージがあります。

初対面の人といきなり話が弾んだり、テニスのラリーが続いたり、という場合にも「ストロークを交わせた」と表現される、との解説が続きます。

ITおじさんは、例えばパソコンのキーボードを押した感じで使う「キー・ストロークが深いor浅い」という表現に馴染みがあるせいか、上記のような「ストローク」という表現はこれまで使ってきませんでした。一般的にはどうなんでしょうね?

でも、よく考えてみるとどちらも「行って来い」ですね。人間同士のストロークが良く反応すれば「打てば響く」になりますし、悪ければ「糠に釘」「暖簾に腕押し」でしょうか。こちらが良きストロークを放っても、相手が悪ければ「猫に小判」「豚に真珠」「馬の耳に念仏」「馬耳東風」になりますね。

はて?・・・「猫に小判」等の類義語は結構思い付くのに、対義語は思い付きません。???
ネットで「故事ことわざ辞典」を調べてみましたが【対義】は記載無しでした・・・なんかありますかね?

20_猫に小判解説

閑話休題・・・大橋さんの解説は次のように続きます。

フィードバックに対してうれしさを感じるのは承認欲求もありますが、同時に自分が理想とする世界を具現化していく(=これがブログを書くことの大義です)上での正のストロークが得られるからです。

更に、人は誰しも「こうあれば望ましい」という理想の世界像を持っていて、これに反すること (=負のストローク) に出会うと何とか正したい、という欲求が生まれ、当初感じた当惑・苛立ち・憤懣・怒りといった感情を整理・浄化・昇華して、正のストロークとしてブログを書くことで情報発信となり得る、と解説されています。

う〜む、ここでいう「感情を整理・浄化・昇華する」というプロセスができるようになるまでには結構な修行が必要だと感じてしまいます。

電子メールを使い出した頃、文章だけで表現したことが舌足らずで誤解を生んで感情的な行き違いを生じ、メールでやり合ってしまったことを思い出します。感情的になった時は書いたメールをすぐに送信せず、一旦下書きに保存し、時間をおいて見直して文章を書き直して・・・といった知恵を身に付けていったものでした。

「違う!違う!そうじゃないんだよ!」と言いたいことがある時は、ブログを書き出すもの凄いきっかけ・動機付けになりますが、その気持ちのまま書いてしまうと、それは負のストロークになってしまうんですね。

これをネガティブなまま終わらせるのではなく、「そういう考え方もあるかもしれないけど、こんな風な考えもあるんじゃね?」と対案提示型のポジティブなものに変えていくプロセスをどう自分の中に構築できるか・・・そんなプロセスを仕組み化し「正のストローク」に変換することを習慣化できれば・・・それが一つのブログ記事になりますね。(^_^)

 
 
◇◇◇ feedbackをブログ作成に活かすには ◇◇◇

最後に、大橋さんはブログを続けるために必要なものを次のように纏めてくれました。

1.自分の理想とする世界像を持つ
2.これに反することには正のストロークで浄化を試みる
3.外からのフィードバックを補助ロケットにする

1は自分史から見つけ出すことであり、
2はブログを書くことそのものであり、
3がBM道場の役割です。

情報発信は情報発信のきっかけを与えてくれた世界へのフィードバック(お返し)ということになります。

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普段何気なく使っている「feedback」という言葉ですが、ふとしたことからその重要性に改めて気付かされ、ブログに書いたことがきっかけで、更にこのようなコメント (feedback) を頂き、深く考えることができました。ありがとうございました!m(_ _)m

最近、若い世代の方々と勉強会をする機会を得て、そこでお互いを表現するキーワード探しのfeedbackを行ったのですが、相手から見える自分を色々教えて貰って「ああ、こういうfeedbackが触媒となって化学反応が起こるのだな…」という感慨を持ちました。

どんな化学反応か具体的に表現し難いのですが、言ってみれば自分の目から見える世界は三次元ですが、自分自身のことは二次元でしか見てなかったことに気付く、それが相手が自分に向けて発するfeedbackの言葉で、その部分がす〜っと三次元の世界に伸びていき自分を立体視できる、そんな感じでしょうか。

上手く言えなくてスミマセン。

今、BM道場4期生の方々はブログブランディングのために、まさしく自分の中に眠るお宝探しの真っ最中です。自分自身のことは自分が一番よく分かっているはずですが、往々にして脳味噌の、心の引出しに色々なことが眠っていて本人が気付かなくなっているような気がします。

それが他の人からのfeedbackで、思わぬ引出しが開いてくることもあるでしょう。そういう意味でも、自分探しをしつつ同時並行でブログを書き、講師陣・スタッフからfeedbackを得ることは、自分探しのプロセスに有効且つ貴重な体験になりそうです。

・・・・・・・
さて、今日も長くなってしまいました。続きは次回にて。

 
 
_____________
(2013.4.4記)

 

 

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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