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さて、「今日の一言メモ」第32回です。
部分最適ではなく、全体最適を目指す
木を見て森を見ず、という表現はよく聞きます。一部分だけを見て全体を判断したり、一部分の改善に集中して他が疎かになる時に使われます。
手術は成功した、だが患者は死んだ、なんていう表現もあります。患部の手術に集中するあまり、患者の身体全体の状態管理を怠った結果ですね。
また、自分のエネルギーをあまりにも特定範囲に集中させると、息切れして他の大切なところに回すエネルギーが枯渇するケースもあります。
人は、部分最適を積み上げて全体最適を目指そうとしがちです。でも、エネルギー総量は限られています。この場合は、部分部分で完璧を目指すのではなく、うまくエネルギー配分を考えることが部分最適であり、結果として全体最適を実現すべきでしょう。
部分部分は完璧でなくて良い、とすると自分が手抜きをしているように感じるかもしれませんが、無理して途中でエネルギーが尽きてギブアップする方がよほど悪い結果を招いてしまいます。
鳥の目、虫の目、魚の目を持つ
これも物事を見る時によく言われる「3つの目」です。
1つ目の「鳥の目」ですが、これは大所高所から広い視野を持って物事全体を把握する、即ちマクロ (大局観) を見つめる目です。
2つ目の「虫の目」は、現場においてさまざまな問題を見つめ、具体的な解決策に取り組むミクロの視点です。
3つ目の「魚の目」は、時代の変化・潮流を感じ方向性を見極める、トレンドの目です。
鳥の目と魚の目で大きく物事を捉え、虫の目で具体的な課題を発見し、優先順位を決めて取り組んでいくことになります。
いわば、鳥と魚の目による「着眼大局」、虫の目による「着手小局」を常に意識して行動する必要があると言えるでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.2.7記)