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さて、「今日の一言メモ」第153回です。
「袖振り合うも多生の縁」
「袖振り合うも多生 (たしょう) の縁」とは、知らない人とたまたま道で袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁である、という意味です。
人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければならない、という仏教的な教えに基づいています。
「多生」とは、六道を輪廻して何度も生まれ変わるという意味です。よって「多生の縁」は、前世で結ばれた因縁のことを指します。
「袖振り合うも他生の縁」とも書くそうです。
どうやって得た「ご縁」を育てるか
生きていれば、好むと好まざるとにかかわらず新たな出会いを経験します。仕事を通じて出会った人の中には、もう二度と会いたくない、と思う人もいるかもしれません。(^^;
でも、老若男女を問わず、とても魅力的な人と出会うこともあるはずです。もしかしたら、自分の一生を左右するような人と出会っているかもしれません。
「千載一遇のチャンス」という言葉がありますが、人との出会いにも「千載一遇」があるでしょう。
でも、そうした人と出会ったとしても、最初から自分の一生を左右する人になる、などと分かるはずもありません。
何かを感じたならば、そのご縁を切らさないように繋げる努力することが必要だと思います。
名刺を頂いたのであれば、別れてすぐメールでお礼を書く、できれば次に会う機会を作る、という行動が必要でしょう。
連絡先が分からない場合は、何らかの伝手を辿ってメアドなりを入手して同様に行動する。
次の機会を作れなければ、スマホのリマインダーにでも、次回連絡する日程を登録しておく、など忘れない仕組みを考える。
とにかく、即座に具体的な行動を取る
ご縁を繋ぐ時に大事なのは、すぐになんらかの行動を取ることです。「今晩、時間ができたら…」「明日の朝、起きてから…」などと先送りすると、忘れてしまいます。大事なことと思っても、悲しいかな人間は忘れる動物なのです。
人との出会いは、「一期一会」です。一生に一度訪れるかどうかのチャンスと捉え、そのチャンスを逃さないようにしたいですよね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.7.10記)