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さて、「今日の一言メモ」第206回です。
「我思う、故に我在り」
「我 (われ) 思う、故 (ゆえ) に我在り (われあり) 」とは、あらゆる存在は疑うことができるが、そう考えている自己の存在だけは疑うことができないという意味です。
フランスの哲学者・デカルトの『方法序説』にある「私は考える。だから私は存在する」という意味の言葉から、こう表現されるようになったそうです。
「我」の存在はここにあるが、ではどこに存在しているのか?
自分がどこに存在しているのだろうか、と考えたことはあるでしょうか。
日本の◯◯県に住み、△△大学に学び、あるいは□□企業に勤めている、という説明はできます。
でも、自分を取り囲む見えない枠について意識することはあまりないと思います。
枠というのは、社会的な常識や世間の目、知らず知らず自分を縛っている価値観といったものです。
それらはあまりに当たり前すぎて、自分がその枠の中にいるということに気づきません。
その枠からはみ出した者でしか、そこに枠があったことにすら気づかないでしょう。
100人中、99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったらどうするか
100人のうち99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったら、自分を信用して右に行くことができるでしょうか。
その決断はとても勇気がいると思いますが、それができるくらいでなければ、イノベーターにはなれないでしょう。
スティーブ・ジョブズの言う「Stay foolish」とは、まさしくそういうことを指しているのかもしれません。
この言葉は、自分にとって正しいことをしなさい、と言っているように思います。世の中から愚かと言われても、自分にとっては正しい道を進む。そういう生き方を貫きたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.9.6記)