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さて、「今日の一言メモ」第274回です。
「焼きが回る」
「焼きが回る」とは、年を取るなどして、思考力や腕前が鈍ることの例えです。
刃物に焼き入れをするときに、火が回りすぎて焼きが強すぎると、かえって切れ味が悪くなることから、こう表現されるようになりました。
「ピザの日」
ところで、今日11月20日は「ピザの日」です。
ピザの原型といわれるピッツァ・マルゲリータの名前の由来となったのが、イタリア王妃マルゲリータで、王妃の誕生日が11月20日だったことに由来して、1995年に凸版印刷が制定した記念日だそうです。
薪の火が美しく燃える石窯で焼けるピザは美味しいですよね。もちろん焼き過ぎはダメです。
焼きが回らないよう、常に新しいことにチャレンジする
焼きが強すぎて切れ味が悪くなるとすれば、常に新しい刃物を焼けばいいのかもしれません。
人間、同じ段階でずっと取り組んでいると習熟度が上がる反面、焼きが回ると思うのです。
剣道や茶道の世界で言われるようになった「守破離」という言葉があります。
まずは、師の教えを忠実に守り、確実に身につける段階、次に他の師や流派の教えについても学び、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階、そして「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階となります。
ずっと、同じ段階に留まるのではなく、次なる段階に進まないといけないでしょう。「離」を果たしても、その後の精進は無限です。
自分が今どの段階にいるのか、昨日より今日、少しでも前に進んでいるのかチェックを怠らずにいれば、焼きが回ることはないと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.11.20記)