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さて、「今日の一言メモ」第297回です。
「住めば都」
「住めば都 (みやこ) 」とは、どんなに辺鄙な場所であっても、住み慣れれば都と同じように便利で住み心地が良いということの例えです。
「都」は、政治や経済・文化の中心となる、住みやすい場所の意味です。
これまでの人生で腰を落ち着けて暮らしたのは、東京の実家と大阪、京都、そして3箇所ほど引っ越しましたが橫浜周辺です。
実家以外に住んだところも、確かに住めば都だったと実感しています。
「古都京都の文化財」が、世界遺産に登録された日
そんな今まで住んだ地域の一つ、京都ですが、今から25年前の今日 (1994年12月15日)、清水寺・平等院などの「古都京都の文化財」が世界遺産に登録されました。
古都京都の文化財は、京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市の17か所の寺社で構成されるユネスコの世界文化遺産です。
世界遺産としては、日本で5番目の登録でした。よく間違われるようですが、京都市自体は世界遺産ではありません。
精神的に住まう場所をどこに置くかが重要
「住めば都」とは、物理的にどこに住むか、ということを指しているわけですが、精神的に住まう場所をどこに置くかというのも重要だと考えています。
今、振り返っても、小学校から大学まで学生生活を送っていた時期、会社員生活を送っていた時期、そしてフリーランスとして独立してからの時期、それぞれの時期で住まう精神世界は違っていると感じています。
学生には学生ならではの、会社員には会社員ならではの、フリーランスにはフリーランスならではの価値観に支配された世界があると思うのです。
会社員時代にはフリーランスの世界を窺い知ることはあっても、その世界に住まう自分はなかなか具体的に思い描くことはできませんし、その世界に対する怖れと不安がありました。
でも、実際その世界に身を置くと、やはり「住めば都」であったな、と思えるのです。もちろん、全てが順風満帆であったわけではありませんが、いろいろ乗り越えてきたことで都にできたのではないかと思います。
これからも人生のステージをアップデートすることで、精神世界の引っ越しをすることがあるでしょうが、新たな世界に対する怖れや不安は持たずに進んでいきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.15記)