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【今日の一言メモ】・・・Win-Winの関係や互助の精神など、「利他の精神」を忘れない

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(画像出典元はこちら

さて、「今日の一言メモ」第378回です。

「彼岸の入り」

今日3月17日は、彼岸の入りです。これから7日間がお彼岸で、中日の20日が「春分の日」になります。

彼岸は「雑節」の一つです。二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変わりをより的確に掴むために設けられた、特別な暦日が「雑節」です。

彼岸は雑節の一つで、他に節分 ・社日・八十八夜・入梅・半夏生 (はんげしょう)・土用・二百十日・二百二十日があります。

彼岸は、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間 (1年で計14日間) を指します。この期間に行う仏事を、彼岸会 (ひがんえ) と呼びます。

最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼び、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を、1日に1つずつ修める日とされているそうです。

六波羅蜜 (ろくはらみつ、ろっぱらみつ、梵:Ṣatpāramitā) については、こちらをご参照下さい。

「自利・利他・解脱」

仏教の開祖である釈迦の教えとは、要約すれば「自利・利他・解脱」の三つに尽き、「自利・利他・解脱」はすべて六波羅蜜によって包摂されると説明されています。

「自利 (じり) 」とは自分の利益、「利他 (りた) 」とは他人の利益です。つまり「自利と利他」とは、自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、同時に他人、相手側の利益にもつながっていなければならないということです。

つまり、この二つを共に完全に行うことが理想なわけです。

また、「解脱 (げだつ) 」とは、人間生活に伴うあらゆる苦悩や迷妄の束縛から開放されて,完全に自由になり、悟りを開くことを指します。

「利他の精神」

「自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、同時に他人、相手側の利益にもつながっていなければならない」という釈迦の教えは、まさしく現代の「Win-Winの関係」を築くという考え方に通じます。

また、「情けは人のためならず」ということわざにも通じるものです。このことわざは、よく「親切にするのはその人のためにならない」という意味で誤用されますが、本来の意味は「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがては良い報いとなって自分にもどってくる」という意味です。

最近では「利他の精神」といった言葉を目にする機会が増えています。自然災害に見舞われることの多い日本では、互助の精神、助け合いの精神が根づいているように思います。

言葉から受ける印象で言えば、「Win-Winの関係」はお互いにメリットがあるというビジネス上の関係、「互助の精神」というのはお互いに困ったときに助け合うという、よりプライベート寄りの関係、という感じでしょうか。

どちらにしても「自利」だけを考えた思考や行動は慎みたいものです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

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(2020.3.17記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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