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さて、「今日の一言メモ」第461回です。
「雷記念日」
今日6月26日は、「雷記念日」だそうです。その由来ですが、今から1,090年前の930年 (延長8年) 6月26日に、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貴が亡くなったことだそうです。
この落雷は、政治的な策略によって太宰府に左遷され、そこで亡くなった菅原道真の祟り (たたり) であると信じられ、道真公は名誉を回復したということです。
またこの出来事により、菅原道真は雷の神「天神」と同一視されるようになったとか。
「地震 雷 火事 親父」
僕が若い頃までは、「地震 雷 火事 親父」という言葉がありました。今となっては死語でしょう。世の中で特に怖いとされているものを、順に並べたものとされています。
最後の「親父」はもちろん父親のことです。昔は、年長の男性によって支配される家族制度である家父長制度があり、父親の存在は絶対的なものでした。
「カミナリ親父」という言葉もあり、頑固者の親父殿がカミナリを落とす、という表現で使われていました。
最近は、そんなに怖い親父像はすっかり影を潜め、代わって「地震 雷 火事 女房」などと言われているようです。
自然災害に対する心の備えが必要
今は梅雨ですが、大気の状態が不安定になると、すぐに雷が鳴り出し、竜巻などの激しい突風が起こります。また低気圧の勢力が増して大雨を降らせることもあります。
夏から秋にかけては台風シーズンとなり、近年は必ず大きな爪痕を残していきます。そして、ここのところ地震が頻発しています。昨日の明け方も、千葉県東方沖で地震が発生し、最大震度5弱を記録しました。
我が家でも震度3の揺れが長く続き、ぐっすり眠っていたのに飛び起きてしまいました。今年はwithコロナで生活様式を変えなくてはいけないのに、さらに自然災害にも備える必要があります。
防災セットなどの物理的な備えと共に、いざという時に慌てないよう心の備えを整えておく必要があるでしょう。まずは、最悪の事態を想定して、どう行動するか決めておくことです。
フランスの経済学者であるジャック・アタリ氏は、その著書「2030年ジャック・アタリの未来予測」の中で、こう言っています。
「起きるわけがない」と決めつけても、どんなことだって起こりうる。
そうした最悪の事態を予測することこそが、最悪を回避する最善の手段なのだ。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.6.26記)