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さて、「今日の一言メモ」第645回です。
「一日が一生」
「一日が一生」とは、天台宗大阿闍梨の酒井雄哉氏の著書「一日一生」にある言葉です。酒井雄哉氏は、とても偉いお坊様で、なんとあの比叡山・千日回峰行を2度も満行したという凄い方です。
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一日が一生、と思って生きる
今日の自分は今日でおしまい。
明日はまた新しい自分が生まれてくる。
一日が一生、だな。
今日失敗したからって、
へなへなすることない、落ち込むこともない、
明日はまた
新しい人生が生まれてくるじゃない。
それには、今日を大切にしなかったら、
明日はありませんよって言うことでもある。
今が一番大切だってことだよ。
今自分がやってることを一生懸命、
忠実にやることが
一番いいんじゃないのかな。
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未来に対する漠然とした不安は持っても仕方がない
過去は変えられないし、未来はまだ訪れていないのだからあれこれ思い悩んでも仕方がない。だから「今」に集中して生きるのが良い、と言われたことがあります。
人間は想像力があるから未来に不安を感じる。動物は想像力がないから、今を生きることに精一杯なのだ、という話もあります。
しかし、人間とはなんで心配症なんでしょうね。「人生100年時代を迎えて、老後は2千万円不足する」と言われれば、慌てて株に手を出して失敗してみたり……。
だいたいなんで2千万円かというと、お役人が平均的な数字を計算した金額がもとになっているようです。そんなの人によって違うのは当たり前でしょう。
贅沢に暮らしたければ、2千万円でも足りないでしょうし、それなりの暮らしをして健康で長く働くことができれば、そんな不足にはならないと思います。
だから、そんな話に踊らされて、未来に対して漠然とした不安を感じてクヨクヨ思い悩むのは、まったくもってナンセンスです。
未来に備えて、健康寿命を延ばすことに努める
ということで、未来に備えるのなら、食べるものに気をつけて節制し、運動を怠らず、健康寿命を延ばすことに日々努めることでしょう。
と、頭では分かっているのですが、つい暴飲暴食に走ってしまったり、寒さに縮こまって運動不足になってしまっている我が身を反省することしきりです……。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.1.18記)