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さて、「今日の一言メモ」第655回です。
「一寸の光陰軽んずべからず」
「一寸の光陰軽んずべからず」とは、わずかな時間も無駄にしてはならないという戒めです。
「一寸」とは、わずかなという意味で、「光」は昼、「陰」は夜のことで、「光陰」は時間、年月の意味になります。
南宋の儒学者である朱熹(しゅき)の詩句「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず(若い時期は短いのに学問は完成し難い、わずかな時間も無駄にしてはならない)」に基づきます。
年齢とともに時間の変化の感覚が変わる
年齢とともに時間の変化の感覚が変わる理由には、諸説あります。たとえば、時間の感覚は相対的という説。
子どものころは、まだあまり生きていないため、人生全体に占める1年の意味合いが甚大です。しかし大人になると、すでに何十年もの人生経験があり、日々の生活で初めて経験することが少なくなるため、1年をあっという間に感じるのです。
「初めて」が少ないと時間が速く過ぎるのなら、新しい何かを人生に取り入れればよさそうです。新しい人に会ったり、新しい場所を訪れたり、新しいことを始めたり。
それに、注意を払うだけで、1日には新しい体験が驚くほどたくさんあふれるはずです。
Withコロナの時代に、新しい経験を積む工夫をする
新しい人に会ったり、新しい場所を訪れたり、新しいことを始めたり、といっても今のコロナ禍の中では、どれも難しいことかもしれません。
それでも、ネットの世界でバーチャルな経験をすることはできます。リアルな経験と比較してどうしても物足りなさを感じてしまいますが、それでも新たな経験を積むことは新鮮です。
新しい人に会うことも、リアルの世界に比べれば大きく制限されますが、友人の友人をZoomを通じて紹介してもらうとか工夫すればできそうです。
まだまだWithコロナの時代が続きます。自分の世界が閉じてしまわないように、なんとか工夫して過ごしたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.1.29記)