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さて、「今日の一言メモ」第715回です。
「人に事うるを知る者にして、然る後に以て人を使うべし」
人に事うるを知る者にして、然る後に以て人を使うべし(ひとにつかうるをしるものにして、しかるのちにもってひとをつかうべし)とは、他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない、という意味です。
「孔子家語」(こうしけご)の「曲礼子夏問」にある言葉で、これに続いて、「子為(た)るを知る者にして、然る後に以て父為るべし。人臣弟子を知る者にして、然る後に以て人君為るべし」とあるそうです。
失恋しなければ、失恋の悲しみは分からない
何事も、実際に経験してみて初めてその立場にいる人のことを思いやることができるのでしょう。
もしも、失恋したことが生涯に一度もない人がいたら、その人は、失恋した人の悲しみや苦しみは想像するしかなく、親身に接することはできないかもしれません。
まあ、失恋はしないに越したことはないわけですが、それも人として生きていく上で必要な経験だといえます。
仕事でもプライベートでも、つらく苦しく悲しい思いをすることはあるわけですが、そういう思いをすることに意味があるのだと思います
そんな思いをした時は、「今は経験すべき時なのだ」と自分を納得させて、前向きにアクティブに受け止めていくことにしています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.5.10記)