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「鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」
「鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」とは、口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることの例えです。
蝉は鳴くが光らず、鳴くことのできない蛍は身を焦がさんばかりに光っているところから来ています。
「終戦記念日」
今日も慰霊の祈りを捧げる日です。広島平和記念日・長崎原爆の日・日航ジャンボ機墜落事故の日に続いて、8月15日が今年も巡ってきました。
1945年(昭和20年)8月15日の正午、レコードに録音された昭和天皇の肉声が、ラジオ放送を通じて国民に届けられました。いわゆる玉音放送です。
あの日から、76年が経ちました。
あの戦争では「お国のために」と信じ、愛する家族を守るために戦地に赴いた若者がたくさんいました。当時、徴兵され出征することは、めでたいことであり万歳三唱をされて戦地に赴いたのです。嘆くことなどもってのほかでした。
そして、戦地で多くの命が散りました。残された遺族は、お国のために殉じた魂を讃えこそすれ、どれだけ悲しくても大声で泣くことなど許されない時代でした。
そして、鳴くことのできない蛍が身を焦がさんばかりに光るように、身悶えしながら、心の中で泣き崩れたことと思います。
「不戦」を誓い、先人たちの霊を弔うことが大切
あの戦争は、確かに間違っていたのでしょう。しかし、亡くなられた先人たちを追悼し霊を弔うことは、とても大切なことだと思います。
そして、「不戦の誓い」を新たにし、平和を祈念することが求められる日だと思います。きな臭い東アジア情勢もこれ以上悪化しないことを祈るばかりです。
そうした諸々に思いを致し、正午には手を合わせた終戦記念日なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.15記)