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さて、「今日の一言メモ」第813回です。
「泣く子と地頭には勝てぬ」
「泣く子と地頭(じとう)には勝てぬ」とは、道理の通じない者や権力者にはどうやっても勝てないから、無理を言われても従うしかないという意味です。
道理の通じない赤ん坊(泣く子)や権力者(地頭)とは、いくら争っても無駄であるということから、このように言われています。
地頭とは、平安・鎌倉時代に荘園を管理し、税金を取り立てていた役人のことで、権力を振りかざして横暴を働いていたそうです。
「平安遷都の日」
今日10月22日は今から1227年前の794年(延暦13年)に、桓武天皇が長岡京から山背国葛城郡宇太村の新京に移った日です。そして、その年の11月8日に「平安京」と命名されました。
「鳴くよ(794)鶯(ウグイス)、平安京」と年号を覚えたのは、中学時代だったかと……。税金を取り立てていた役人である地頭(じとう)も、この頃から横暴を働いていたのでしょうか。
平安遷都1100年を記念して、1895年(明治28年)に創建された京都平安神宮の例祭・時代祭は、例年この日に開催されますが、今年はコロナ禍のため昨年に続いて中止となりました。
時代祭は、葵祭、祇園祭と共に、京都三大祭りの一つで、平安神宮の大祭です。綿密な時代考証を重ねられた衣装、祭具、調度品は、京の伝統の技をもって細部まで再現されており、その豪華絢爛な行列はまさに“生きた時代絵巻”です。来年こそは実施されて欲しいです。
時の権力者を選択する衆議院総選挙
平安時代の役人は、さぞや横暴だったのでしょう。それに比べて、現代は民主主義の時代です。時の権力者を支持する・しないは、選挙権という権利を行使することで意思を表明できます。
次期政権を選択する衆議院総選挙の投開票日まで、あと10日となりました。解散から公示、投票まで短期間の中で、しっかり誰に投票するか、どの党を支持するのか見極めなければなりません。
今の若者や子どもたち、そして、これから生まれてくる命のために、どんな日本を残していけるのか、真剣に考えたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.10.22記)