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阪神・淡路大震災から27年
今から27年前の1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒、淡路島北部沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3の大地震が発生しました。
戦後に発生した地震では、1946年(昭和21年)の南海地震や、1948年(昭和23年)の福井地震を大きく上回り、当時の地震災害としては戦後最大規模の被害となってしまいました。
国道の上を走っている阪神高速道路神戸線が橋脚ごと横倒しになった画像が脳裏に蘇ります。僕が以前勤めていた会社で大阪支店に勤務していた1983年〜1986年の間、営業で神戸担当だったこともあり、よく車で下の国道も上の阪神高速も走っていた場所です。
ニュースでこの映像を見た時には、言葉を失い茫然と立ち尽くしていました……。
危険度「S」ランクの活断層は全国で31ある
政府の地震調査研究推進本部は、全国の活断層で地震が発生する危険度を、「S」や「A」などの4段階に「ランク分け」したうえで警戒を呼びかけています。
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活断層は日本の内陸や周辺海域にある断層で、地質調査などで繰り返しずれ動いて地震を起こしていたことが確認されているものをいいます。震源が比較的浅く、内陸で起きると阪神淡路大震災や熊本地震のように甚大な被害をもたらします。
国は、このうち長さがおおむね20キロを超え、地震が起きた場合、社会や経済に大きな影響を与える114の活断層を「主要活断層帯」と認定して、重点的に調査や評価を行っているそうです。
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全国114の主要な活断層のうち、2022年1月1日の時点で危険度が「Sランク」とされているのは31の活断層です。また、次いで危険度が高い「Aランク」の活断層は全国に35あるそうです。2016年に熊本地震を引き起こした「布田川断層帯」は、地震直前の評価で「Aランク」でした。
特に切迫度が高い活断層帯
「Sランク」に分類されている31の活断層のうち、「糸魚川ー静岡構造線断層帯」と「中央構造線断層帯」のそれぞれ一部区間、「三浦半島断層群」など合わせて8つの活断層帯では確率が8%を超え、阪神・淡路大震災の発生前より切迫度が高くなっているとのことです。
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自分たちが住んでいる地域が、どの活断層帯と近いのか事前に調べて備えをしておくことが大事ですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.17記)