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【カーリング女子】・・・細かい積み重ねが、準決勝進出と予選リーグ敗退という天と地を分けた

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閑話休題。

「カーリング女子決勝」

今日は2月20日は、北京オリンピックの最終日。午前中にはカーリング女子決勝の熱戦が行われました。日曜日の10時から中継ということで、テレビの前に陣取って応援しました。

イギリスと対戦した日本のロコ・ソラーレは準決勝スイス戦のときのようなリラックスした感じではなく、決勝に臨む緊張感と固さを感じさせました。

試合はイギリスが随所にナイスショットを見せて得点を重ね、最終エンドを迎えて日本がコンシード(ギブアップ)する完敗となりました。本人たちにとっては、自分たちらしいプレーができず悔いが残るものだったかもしれません。

それでも平昌オリンピックに続くメダル獲得、それも銀メダルは立派です。

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準決勝進出を決めた「ドローショットチャレンジ(DSC)」

予選リーグを終えた時点では、日本は5勝4敗となり、カナダ、イギリスと並びました。そうなると、そのチームどうしの直接対決の成績で順位が決まりますが、日本はカナダに勝ち、カナダはイギリスに勝ち、イギリスは日本に勝っていて、互いに1勝1敗でした。

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この場合、各チームの「ラストストーンドロー(LSD)」の成績を見ます。「ラストストーンドロー」は試合前に第1エンドの先攻・後攻を決めるために行うもので、チームで2人ずつ時計回りと反時計回りで1投ずつストーンを投げ、円の中心からストーンまでの距離の合計値が少ない方が選択権を得ることができます。

予選リーグ全試合の「ラストストーンドロー」を見て、悪い数値を2つ除いた平均値である「ドローショットチャレンジ(DSC)」の値を出します。この数値がより小さいチームが上位になります(ということを今回初めて知りました)。

「ドローショットチャレンジ」を比較すると、イギリスが35.27センチ、日本が36センチ、カナダが45.44センチでした。このためイギリスが3位、日本が4位となり、準決勝進出を決めたのです。

大混戦となった予選リーグ、最後はドローショットチャレンジの僅か9.44㎝の差が日本とカナダの明暗を分けたのです。

細かい積み重ねの大切さ

予選リーグ最終戦でスイスに敗れた日本チームは、ゲーム終了直後は「ドローショットチャレンジ」の結果数値など知る由もなく、予選敗退と信じ込んでいました。

それが一転して準決勝進出となったのですから、青天の霹靂、地獄から天国にのぼったような気持ちになったことでしょう。

でも、それは予選リーグ9試合で行ってきた「ラストストーンドロー」の結果の積み重ねがもたらしたものです。

試合前に行う先攻・後攻を決めるショットなどテレビにも映らず地味なものに思われますが、それが結果として天と地ほどの差をもたらしたわけです。

どんなときも手を抜かず、細かいことを積み重ねる大切さを教えられた気がします。

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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2022.2.20記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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