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さて、『今日の一言メモ』第902回です。
「捨てる神あれば拾う神あり」
「捨てる神あれば拾う神あり」とは、見捨てられることがあっても、一方で助けてくれる人もいるので、たとえ不運なことや困ったことがあっても、悲観することはないという例えです。
世の中には様々な人がいて、自分のことを見限って相手にしてくれない人もいれば、その一方で救いの手を差し伸べてくれる人もいるものです。
日本には八百万(やおよろず)の神がいるのだから、不運なことや非難されるようなことがあっても、くよくよしなくてもよいという教えになっています。
楽観も、悲観も、両方必要
世の中、楽観的に過ぎることも悲観的に過ぎることも「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということになりそうです。
現代の経営の神、稲盛和夫はこう言っています。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」
新しいことに取り組み、成功させるには、まずは楽観的に構想を描けることが必要です。自分で壁を作っては、夢のようなことはやる気になれず、新しいものは決して生まれません。
でも、夢のようなことばかり考えていては、現実化はしないので、計画の段階では、悲観的に構想を見つめ直し、考え尽くすことで、悲観的な要素に対する対策を準備しておくのです。
しかし、実行の段階では再び楽観的に行動に移さなければ、成功に向けた果敢な行動が取れません。そんな仕事や人生に向き合う上で、とても大切な基本姿勢を示した言葉です。
どこで楽観的なスタンスをとるのか、どこで悲観的なスタンスをとるのか、それを間違えないようにしたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.5.15記)