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さて、『今日の一言メモ』第903回です。
「ローマは一日にして成らず」
この言葉はとても有名ですが、英語のことわざ「Rome was not built in a day.」の訳です。「大事業は長年の努力なしに成し遂げることはできない」という例えになっています。
「すべての道はローマに通ず」と言われたほど繁栄したローマ帝国も、築くまでには約七百年もの歳月を費やし、長い苦難の歴史がありました。決して短期間で完成するものではないということです。
「継続は力なり」
「ローマは一日にして成らず」に類した言葉は多いですね。
「塵も積もれば山となる 」
「石の上にも三年」
「思う念力岩をも通す」
「滴り積もりて淵となる」
古来、一足飛びに物事が成されることなどないのだ、と諭す言葉が伝承されてきたわけです。
個人が生きる上でも、やはり「継続は力なり」です。そして、継続するコツは、力まず焦らず淡々と続けることです。
力むと何もいいことはありません。早晩エネルギーが尽きてしまいます。それから、結果を早く求めて焦らないことです。数ヶ月やそこらで目に見えて成果が挙がるようなことはあまりないでしょう。
1年がかり、2年がかり、もしかしたら数年がかりという時間がかかるかもしれません。でも、それだけの時間をかければ、数ヶ月では見えなかった変化が目に見えてはっきり分かるようになるはずです。
決して「諦めない、やめない」こと
キング・カズこと三浦知良選手の著書に「やめないよ」があります。もう10年以上前に出版された本ですが、彼が苦楽を味わいながらみずから刻んだ足跡と思考の記録は、今でもとても感銘を受ける内容です。
今年55歳になった三浦選手が、周囲の雑音に惑わされず今でも現役を続けていられるのは、さまざまな要因があると思いますが、上記著書に記されている次の強い一念があるからだろうと思います。
明日をどんな一日にして、どう自分を高めるか。僕はそれだけを考えていたい。
何かを成し遂げ、さらに高みを目指すためには、決して「諦めない、やめない」ことが一番大切だということを教えてくれます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.5.23記)