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さて、『今日の一言メモ』第941回です。
「対岸の火事」
向こう岸で起きている火事は、こちらの岸まで燃える心配がないことから、自分には何の関係もないので、痛くも痒くもないという意味です。
そんな「対岸の火事」を見ることを「高みの見物」といいいます。高みの見物とは、利害の関係ないところから、傍観することの例えですね。
また「昨日は人の身、今日は我が身」という言葉があります。昨日他人に降りかかった災難が、今日は自分の身に降りかかってくるかもしれないのだから、他人事だと思ってはいけないという戒めです。
「未災地」が、いつ「被災地」になるか分からない
関東甲信地方で異常に早く梅雨が明けた今年も、異常気象に襲われ、宮城や九州などで豪雨被害が発生しました。またもや線状降水帯に襲われ、甚大な被害となってしまいました。
大地震もそうですが、こうした被害に見舞われるのは、限られたごく一部の地域だけと高を括り、「対岸の火事」とばかりに「高みの見物」を決め込むことは危険なことです。
まだ被災地になっていな地域も、ただ災害が起きていない「未災地」に過ぎず、いつ「被災地」になるか分かりません。
いつ起きるか分からない首都直下地震も、一旦起きたとしたら、想定される被害だけでもその甚大さにゾッとします。(こちらの記事参照)
その可能性に目をつぶることなく、心の中は「常在戦場」とし、その日に備えて準備を怠らず、その日が来たら冷静沈着に行動することに努めたいと思います。
そして、その日が来るまで今過ごしている「何気ない日常」を大切に慈しみたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.7.20記)