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閑話休題。
今日9月9日は、五節句の一つ「重陽」(ちょうよう)です。
「五節句」
節句(せっく)は、日本の暦の一つで、伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日です。節句にあたる日に、かつては日本の宮廷において、節会(せちえ)と呼ばれる宴会が開かれていたそうです。
年間にわたり様々な節句が存在していたそうですが、そのうちの5つを、江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めました。それが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句です。
(出典 : Wikipedia)
「御節供」と呼ばれた節句料理は、もともと五節句の祝儀料理すべてを指していたそうですが、のちに最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すようになったそうです。
そして、今日では「おせち」として、正月三が日もしくは七日にかけての松の内の期間に食べるものとして定着しているのです。
「重陽の節句」
重陽(ちょうよう)の節句は、9月9日に旧暦では菊が咲く季節であることから、菊の節句とも呼ばれています。
陰陽思想では奇数は陽の数であって、陽数の極である、すなわち、一桁の数で一番大きい9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれています。
昔は、奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされていて、それを払う行事として節句が行なわれていました。後に、陽の重なりを吉とする考えに転じて、祝い事となったとか。
邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていたということです。
旬の味覚が楽しみ!
暦の上では、二十四節気が立秋→処暑→白露と巡り、秋の花である菊の節句を迎えました。着々と本格的な秋に向かっています。
こちらは昨日から朝晩は涼しく、昼間もジッとしているぶんにはエアコンをかけず窓を開けて過ごすことができるくらいです。昼のひと時は蝉の声も聞こえましたが、夕方からは虫の音が響いていました。
暦の上でも、実際の気候も秋本番に向けて進んでいる実感がします。実りの秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋です。
旬の味覚を楽しめる秋ですが、サンマの不漁などはあるものの、いろんなお魚やカニ、美味しい新米、キノコ類、とくに松茸など楽しみはつきません。手の届く範囲で大いに楽しみたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.9.9記)