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さて、『今日の一言メモ』第1031回です。
「人事を尽くして天命を待つ」
「人事を尽くして天命を待つ」とは、人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らずに、その結果は天の意思に任せるということです。
自分の全力をかけて努力をしたら、その後は静かに天命に任せるということで、事の成否は人知を越えたところにあるのだから、どんな結果になろうとも悔いはないという心境を表しています。
南宋初期の中国の儒学者である胡寅の『読史管見』に「人事を尽くして天命に聴(まか)す」とあるのに基づくそうです。
「国際ボランティアデー 」
今日12月5日は、「国際ボランティアデー 」という、国連の制定した国際デーのひとつです。世界中の経済と社会開発の推進のため、ボランティア活動に対する認識を高め、参加意識を拡大するために設けられた日とされています。
もともとボランティアとは、自らの意志により参加した志願兵のことを意味していました。それが長じて、自主的に社会活動などに参加し、奉仕活動をする人のことを指すようになったのです。
近年の自然災害からの復旧は、被災者の自助努力ではどうしようもなく、その範囲を超えた支援が必要であり、ボランティアが果たす役割は大きいものがあります。
ゴールを目指す過程で自分のベストを尽くす
被災者がボランティアの助けを借りて、自分の生活を再建していくように、人はいろんな人の助けを借りなければ生きていけないでしょう。たった一人で生きていくことは困難です。
そして、好むと好まざるとにかかわらず、いろんな人の思惑や行動に影響を受けます。自らが精一杯やったことも、思わぬ邪魔が入って頓挫してしまうこともあります。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉は、まずは自分ができるベストな行動をとれば良く、ついてくる結果は運不運にも左右されることを覚悟せよ、ということなのでしょう。
であれば、目指す最終目標は、ゴールに到達することではなく、ゴールを目指す過程で自分のベストを尽くすことだと言えます。
それを体現した浅野拓磨選手
ワールドカップ予選リーグ第1戦(対ドイツ戦)で、決勝のゴールを挙げた浅野拓磨選手が試合後のインタビューで次のように言っていました。(こちらの記事参照)
「約4年半前にW杯メンバーに入れなくて。その瞬間から今日のことを想像して今日の日のために全力で準備してきたので、それが結果につながっただけかなと思います」
彼はワールドカップのこの日まで自分のベストを尽くしてきました。であれば、たとえあのシュートを外していたとしても誰にも恥じることはないはずです。
さあ、いよいよ今夜24時、決勝トーナメント第1戦(クロアチア戦)のキックオフです。これに勝てば、史上初のベスト8に到達。その景色が見られることを信じています。
ガンバレ、ニッポン!
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.12.5記)