さて、「今日は何の日?」シリーズ第33弾です。
今から102年前、1912年7月30日、明治天皇が崩御し、大正天皇が即位されました。そして同日、元号が明治から大正に改元されたのです。15年という短い期間でしたが…
そこで、今回は大正という時代を振り返ってみました。
大正は「花子とアン」の主人公が生きた時代
現在放映されているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」の主人公である村岡花子氏は、1893年 (明治26年) 6月21日に生まれ、1968年 (昭和43年) 10月25日に75歳で亡くなりました。
まさしく、明治・大正・昭和を生き抜いた女性です。
「花子とアン」では、主人公が山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活を経て、東京の出版社に勤め、翻訳家の道へと進んだ人生が描かれています。
主演の吉高由里子さんは、ドラマで10~50代の花子を演じています。4月の放送開始以来、週間平均視聴率がずっと20%を超えて、好調をキープしているようです。
NHKの連続テレビ小説は、「あまちゃん」「ごちそうさん」に続いて人気がありますね。我が家でも、毎週土曜日の午前中、BS NHKで再放送される6話分1.5時間を録画して、楽しみに見ています。
大正という時代
では、主人公 : 花子が生きた大正時代の主な出来事を見てみましょう。
1914 (大正3) 年8月:ドイツに宣戦布告し第一次世界大戦に参戦する。
1917 (大正6) 年:ロシア帝政が倒れ (三月革命)、ソビエト政府ができる(十一月革命) 。
1920 (大正9) 年1月:国際連盟に加盟する。
1922 (大正11)年:ムッソリーニにより、イタリアにファシスト政権ができる。
1923 (大正12) 年9月:関東大震災がおこる。
1925 (大正14) 年5月:普通選挙法が公布される。
1925 (大正14) 年7月:ラジオ放送が始まる。
世界的に見ると、第一次世界大戦やロシアの革命、イタリアのファシスト政権など、きなくさい出来事が多く見られます。
一方、国内の出来事では、やはり関東大震災でしょうか。
人的被害は、死者9万9000人、行方不明者4万3000人と言われています。
建物被害においては、全壊が10万9千余棟、全焼が21万2000余棟にもなったとか。途方もない数です。
東京の火災被害が今でもニュースに登場しますが、被害の中心は震源断層のある神奈川県内だったそうで、振動による建物の倒壊のほか、液状化による地盤沈下、崖崩れ、沿岸部では津波による被害が多数発生したそうです。
首都直下地震は「いつ来てもおかしくない」
関東大震災から90年余り。
日経BP社のサイトによれば、文部科学省の公式見解は「南関東でM7クラスの地震が発生する確率は30年以内に70%」となっています。
続いて、「M7クラスの地震は、東京や神奈川などの南関東で平均28.3年に一度起きている。直近では、1987年の千葉県東方沖地震がこれに当たる。今年で27年経つので南関東に地震が起きる可能性は高い。」との記述があります。
東京が、関東大震災以来の大地震に見舞われずに90年余りが経過したことは、確率論的に「幸運だった」としか言いようがなく、一人ひとりが地震に備える必要がある、と結んでいます。
最近も各地で地震が頻発しています。改めて地震の備えをきちんと確認しようと考えた、週の中日、水曜日の朝なのでした。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2014.7.30記)