さて、今日は僕の59回目の誕生日です。
『もはや「戦後」ではない』と言われた年に生まれて
僕が生まれたのは、1956年 (昭和31年) 3月4日です。
この年の7月に発表された経済白書 (副題「日本経済の成長と近代化」) の結語には、太平洋戦争後の日本の復興が終了したことを指して『もはや「戦後」ではない』と記述され、流行語にもなりました。
そして昭和30年代は、33年に東京タワーが完成し、34年には当時皇太子であった今上天皇陛下と美智子妃のご成婚がありました。
初めて平民出身の皇太子妃となられた美智子妃の人気は、ミッチーブームとなり全国的に盛り上がったそうです。
39年には東海道新幹線が開通、そしてアジアで初めてとなる東京オリンピックが開催されます。昭和30年代はエポックメーキングな時代でした。
そんな「Always 三丁目の夕日」世代として、戦後の高度成長期の真っ只中で育ったことになります。
還暦リーチとなって…
先日のブログにも書いたのですが、還暦を迎えようという同年代には、桑田佳祐・明石家さんま他多士済々で、それぞれ元気に活躍しています。
そして間もなく、あの東日本大震災から丸4年が経とうとしています。
昨日までの何気ない日常が突然奪われる事態、大切にしてきた家族・友人・家・数々の思い出などを根こそぎ奪われる事態を目の当たりにして、呆然となったあの日を思い出します。
それまでは、誕生日を迎えても「もういい年だし、めでたくもないよな…」と思っていましたが、あの日以来、健康で元気に誕生日を迎えることができるのは、なんと幸せなことか、と思うようになりました。
他の人から「おめでとう!」と言われると、心から感謝する気持ちになります。
今月下旬には、いつもの年のように桜の花が咲き出します。これからの人生で、あと何回桜の開花を見ることができるか分かりませんが、今日の日を無事に迎えられたことに感謝しつつ、来年のこの日を、元気に還暦を迎える日にしたいと思っています。
・・・というわけで、これまで通り一日一日を大切にして、かけがえのない時間を過ごしていきます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.3.4記)