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さて、注目を集めた東京都知事選挙は、投票日の午後8時に投票が締め切られた途端に、小池百合子氏の当確が出るというほどの圧勝でした。
その勝因については、さまざまな報道がされているのでここでは触れませんが、東京都民の大きな期待を背負ったことで、これからの重責は大変なものになるでしょう。東京都がいい方向に向かうよう、どうか頑張って頂きたいと思います。
そこで今日は、日本の首都であると共に、自治体の代表である東京都のトップとなった小池新知事に対する期待 (地方創生に関する) を書いてみたいと思います。
東京と地方の課題を共に解決する姿勢
東京では、現在大きな問題がいくつもあります。その一つは待機児童の問題、更に待機高齢者の問題があります。
それは、人口の東京一極集中がもたらした現象でもあります。狭い東京に人口が増え、保育所や特養などの施設が不足してきたのは当然の帰結です。
一方、地方では人口の流出が止まらず、将来的に消滅する自治体すら出てきそうです。そこには、地元に残りたいのに仕事がないから東京に出た若者の存在があります。
かたや、窮屈な東京に嫌気がさして、豊かな自然やゆとりのある生活を求めて地方に移り住む流れも生まれてきています。
ここに、財政的にも恵まれている東京都が果たせる役割があるように思うのです。
国と東京都がタイアップしていけないか
2020年のオリンピック・パラリンピック開催を控えて、準備期間もそう多くは残されていないのも現実です。
そうした中で、優先順位は低くなりがちだと思いますが、地方創生は日本の将来がかかっている重要事項です。
地方創生は、一義的には国や地方自治体の仕事ですが、東京都からの働きかけで、地方に働く場を提供し、地方に移住したい都民の背中を押す仕組みを作れないでしょうか。
小池新都知事の公約には、2階建て電車の導入による「通勤満員電車ゼロ」構想がありました。しかし、増え続ける人口を放置しておいたら、2階建て電車が実現しても、それは対症療法に過ぎず、根本的な解決策になり得ません。
東京一極集中の是正こそ、新都知事が取り組むべき課題と思えます。それが、首都直下型地震が発生するリスクへの対策に繋がるでしょう。
・・・というわけで、地方と東京の共存共栄という視点を持ち、それを都政に反映させて欲しいと願う次第です。
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ということで、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.8.3記)