(画像出典元はこちら)
閑話休題。
さて、今からちょうど15年前の2001年11月17日に、Apple社が携帯音楽プレイヤーiPodを発売しました。
あの頃は、SONY、HONDA、そしてApple製品を持つのがクールだった
まだ、インターネットが普及する前の1990年代前半、Apple がまだ Apple Computer で、Mac は Macintosh の愛称だった時代、オーディオ機器類は SONY製品を使い、車は HONDA製に乗り、パソコンは Mac を駆使することが先進的なユーザーの間では、今でいう「クール」なことでした。
僕もご多分に漏れず、テレビや録画機器、オーディオ製品は SONY製で揃え、車は代々 HONDA車を乗り継いでいました。パソコンも当時はン十万円もした Macintosh をエイヤっと購入して使っていたものです。
そして、ポータブルオーディオプレーヤーといえば、なんといっても SONY製の Walkman が世界的にも圧倒的な強さを誇っていたものです。
それが、iPodの登場によりあっという間に市場を席巻し、シェアトップの座を占めるようになりました。
Wikipediaによると、2002年8月から2010年7月まで、8年間にわたってiPodが月間販売台数シェアの1位を独占していたとのことです。
SONYが iPod を作れなかったのはなぜでしょう?スティーブ・ジョブズがいなかったから…というのは簡単ですが・・・SONYには、経営理念である「革新に挑戦し抜きんでたモノ造りの実現」を目指して、また World Wide No.1 の製品を開発し、かつての輝きを取り戻して欲しいと思っています。
第1世代の iPod
さて、そんな iPodの歴史を振り返ってみましょう。(こちらのサイト参照)
初代iPodは、「1,000曲の音楽をポケットに入れて持ち運ぶ」を謳い文句にして、5GBのハードディスクドライブを搭載し、2001年11月17日に399ドルで発売開始となりました。
前面寸法は、カセットテープ (今は知らない人が多い?) と全く同じ大きさで、上部に搭載された液晶画面と、下部に配置されたホイール操作機構、磨き上げられた背面のステンレス筐体が特徴でした。
そして、こちらが懐かしい初代iPodのCMです。
その後、iPod mini や iPod nano などの登場により、第6世代からは iPod classic となりましたが、初登場から13年が経った2014年9月に、いよいよ販売中止となり、スクロールホイールを搭載した全てのiPodがラインナップから姿を消しました。
iPhoneの登場
2001年の iPod発売開始から6年後、デジタルオーディオプレーヤーであるiPod、携帯電話、インターネットや電子メールの送受信等が行える携帯情報端末、これら三つの機能を併せ持った機器として、2007年6月にアメリカで登場したのが iPhone です。
日本では、翌2008年7月に第2世代の iPhone 3G によりデビューを果たしました。それから8年が経ち、今では iPhone7、7Plus に進化してきたわけです。
更に15年後は?
Apple が牽引してきたこの15年で、携帯音楽プレーヤーは、手のひらにのるコンピュータである iPhone に変貌を遂げました。
あと15年経つと、どのように進化しているのでしょうか?
物理的なボタンやスイッチは姿を消し、すべて音声認識になっているのでしょうか?
AIの発達で、いろいろ相談に乗ってくれる存在になっているのでしょうか?
15年後というと、僕は75歳。加齢に伴う衰えを、いろいろカバーしてくれる相棒でいてくれるといいなぁ、と願っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.11.17記)