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さて、今日の故事ことわざは、「和を以て貴しとなす」です。
「和を以て貴し (とうとし) となす」とは?
何事をやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良いという意味です。
聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉で、人々がお互いに仲良く、調和していくことが最も大事なことであるという教えです。
「文化の日」は、日本国憲法が公布された日
さて、今日11月3日は「文化の日」ですね。
この「文化の日」は、今から69年前の1948年 (昭和23年) に、「自由と平和を愛し、文化を進める日」として国が制定した国民の祝日です。
そして、11月3日は、1946年 (昭和21年) に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年 (昭和23年) に公布・施行された祝日法で「文化の日」と定められたのです。
日本国憲法は、公布から半年後の1947年 (昭和22年) 5月3日に施行されたので、5月3日も憲法記念日として国民の祝日となっているわけです。
憲法改正に思うこと
憲法改正については、このブログでも何度かその必要性について書いてきました。今も旧仮名遣いで書かれたままである憲法原文が象徴的ですが、一度も改正されないまま放置されてきたこと自体、罪ではないかと考えています。
現行憲法には改正規定が存在します。そして、この憲法は、サンフランシスコ条約発効以前に、すなわち国家の主権を回復する前に、占領軍主導で作られた憲法です。
日本が主権を回復していない時に作られた憲法なので、独立主権国家に必要な条文が入っていません。やはり、改正規定に沿って、改憲すべきと思います。
改憲というと、すぐに議論になる第9条ですが、そこに書かれた「不戦の誓い」は守りつつ、現代に合わせた形に改正することが必要だと思います。
度重なる自然災害のたびに、黙々と救出・復旧活動に励む自衛隊を、一体いつまで合憲か違憲かというグレーゾーンに置いておくのでしょうか。自衛隊員が、あまりにも可哀想です。
なお、(国家の) 独立を守るのが軍隊、国民の生命、財産、公の秩序を守るのが警察。同じ実力組織であっても、その果たすべき役割が全く違うことをきちんと認識しておく必要があります。
軍隊という言葉を使っただけで拒絶反応を示し、「改憲 = 戦争・徴兵制」という短絡的なレッテルを貼って語られるきらいがあります。
戦後、ここまで安全保障の危機が高まったことはありません。そして、改憲勢力が衆議院の2/3を超えた今こそ、賢く議論を進め、改憲案を作り上げて欲しいと思っています。
我々国民も、きちんと現行憲法の中身を理解し、責任ある判断ができるよう (国民投票で一票を投じられるよう) 準備しておかなければいけないと考える次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.11.3記)