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さて、今日の故事ことわざは、「精神一到何事か成らざらん」です。
「精神一到何事か成らざらん」とは?
精神を集中して努力すれば、どんなことでも成し遂げられないことはない、という意味です。
やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない、精神力があれば、道は開けてくるという教えですね。
『朱子語類・八・学二』に、「陽気の発する処、金石も亦透る、精神一到何事か成らざらん(天地間の陽気が発すれば、金や石も突き通してしまう。精神を集中して行えば、何事も成就できないことはない)」とあるのに基づくそうです。
何気なく普通に動けることは、ある意味奇跡
ところで、今日12月9日は「障害者の日 」です。国際障害者年であった1981年の12月9日に開催された総理府 (現内閣府) 主催の中心記念事業「広がる希望の集い」で制定された記念日です。
1975年に、国連総会で「障害者の権利宣言」が採択されたことを記念して制定されました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと千日を切り、大会マスコットの候補も絞り込まれて、盛り上がりを感じています。
特に最近は、障害者アスリートの活躍もあり、パラリンピックへの関心が高くなってきたと感じます。
障害を持ちつつ、鍛え上げられた肉体が繰り出す高度な競技内容は、驚嘆に値します。
そこまで鍛え上げるまでには、どんな苦しみや葛藤があったのでしょう。そして、それを乗り越える精神力は、どのように培われたのでしょう。
それこそ、「精神一到何事か成らざらん」を体現してきたアスリート達です。
いつも思うのは、自分が健常者であることに甘えて、普通に歩けること、走れることが当然のことと捉えていることです。
そうしたことが積み上がって、何気ない日常を送れていることに改めて感謝しなければ、と自戒している次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.12.9記)