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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
そして、いろいろ「やり方」を工夫する前に、心の「あり方」を整えるのが一番大切であり、その整え方について何回かに分けてご紹介してきました。
今日は、そうはいっても整えた「あり方」にがんじがらめになっても疲れちゃいますよね、ということを書いてみます。
僕の基本スタンス
以前、何度かこのブログでご紹介したことがありますが、2014年からずっと「基本スタンス」としているものがあります。
「目指す最終目標は、ゴールに到達することではなく、ゴールを目指す過程で自分のベストを尽くすことだ。」
だが、ベストを尽くし続けることは、元来怠け者の自分には無理なので、7〜8割程度できれば良い。というか、むしろそれを巡航速度とする。
「自分のベストを尽くす」という言い方がありますが、人の一生は長距離を走るマラソンに例えられます。ずっと全速力で走れるわけではありません。そんなことをしたら、すぐに息が切れて脱落してしまいます。
自分に適した巡航速度が大事だと思います。極端に言えば「ウサギとカメの競争」ではありませんが、とにかく少しずつ前に進むことができれば良いわけです。
「あり方」を定めたら、大切な場面でそれに従う
例えば僕の場合、先送り癖を直すのに「何事も前倒し」「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」という言葉を繰り返し繰り返し自分に刷り込んできました。
そのお陰で、大切な仕事やプライベートでも重要なことは先送りせずにできるようになりました。
では、全てのことを前倒しできているかというと、そんなことはありません。スーパーマンではないのですから、そんなことは不可能です。
世に「パレートの法則」という法則があります。その法則とは、得られる結果の8割は、全体要因の2割によって決まる、というものです。
100点を取ろうと頑張ると疲れ切ってしまうので、80点を目指して、まずは重要な2割の要因について先送りをなくせば良いと思うのです。
いわば、いつもいつも先送りしているのであれば、それは「いい加減」であり、全体要因の2割にまず集中すれば「良い加減」になるでしょう。
自動車のハンドルも「良い加減」の遊びが必要なように、人間にも「良い加減」の遊びが必要ですよね。
さて、長くなりましたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.9記)