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さて、今日10月29日は「インターネットの原型が誕生した日」です。
「インターネットの原型が誕生した日」とは?
今から49年前の1969年10月29日、今のインターネットの原型であるARPANET(アーパネット、Advanced Research Projects Agency Network)が稼働し、コンピューター同士の接続が世界で初めて行われました。
ARPANETは、世界で初めて運用されたパケット通信ネットワークです。
パケットという言葉ですが、今日では、スマホでデータ通信に課金されるパケット料金としてお馴染みになりましたね。
この ARPANETが、現在、世界中を繋いでいるインターネットの起源になっています。
当初、アメリカ国防総省の高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency、略称ARPA、後にDARPA)が資金を提供し、いくつかの大学と研究機関でプロジェクトが開始されました。スタートは軍事目的だったのです。
インターネットの普及
1983年には、ARPANETのアメリカ軍関係部分を分離して、機密には分類されない軍事関係の通信を担うMILNETとなりました。
その後、さまざまな変遷を経て、通信プロトコルが発展統一され、電子メールやファィル転送も可能になり、現在のインターネットに発展してきました。
日本でインターネットが本格的に普及したのは、今から23年前の1995年にWindows95が登場し、標準でブラウザアプリのInternet Explorer が搭載されてからでした。
それでも現在のように動画や精細な画像などのリッチコンテンツをやり取りできるようになるには、ブロードバンド回線の普及を待たなければなりませんでした。
今では、無線LANをはじめさまざまな方法で、インターネットに接続することができるようになっていますね。
インターネットの普及が、個人の情報発信を可能にした
インターネットの普及と共に、様々なSNSやブログなどの手段が発達し、個人が画像や動画を文章と共に簡単にアップして情報発信できるようになりました。
ほんの20年ほど前まで、こうした情報発信手段を持っていたのは、マスコミや放送局だけでした。
それが、インターネットに繋がってさえいれば、瞬時に地球の裏側にいる無数の人たちにも情報を届けることができるようになったのです。
これって凄いことですよね。でも、一方で膨大な情報の洪水に見舞われるようになったのも事実です。そして、玉石混淆の中から有益な情報を得るスキルも求められるようになりました。
また、ネット上の匿名性を悪用して、無闇に他人を誹謗中傷し、さらにそうした行為の尻馬に乗って炎上させたりする卑劣な輩がいるのも事実です。
まだまだ発展途上だからと言えますが、そうした誹謗中傷や炎上を恐れて、情報を発信すべき政治家や識者の方々が、発信をやめてしまうことを心配しています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.29記)