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さて、今日から「今日の一言メモ」をスタートします。とにかく、日々の気付きや忘れたくないことを、このブログに蓄積していこうと思ったのです。
これは、今年の課題である「相対的な欲」の断捨離に通じます。他人と比較して自分に不足しているからやらなければ、と思ったわけではなく、これをやりたい!という内部から湧き上がる「絶対的な欲」によって始めたことです。
それは『知的生活の設計―「10年後の自分」を支える83の戦略』から始まった
昨年 (2018年) 暮れに、この本と出会い、改めて知的生活とやらを志してみようと思いました。
この書籍の中で著者は「知的生活」について、次のように記述しています。
知的生活とは、新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている場合を指す
ということは、単なる消費に留めないためには、なんらかの記録を残していく必要があります。書籍を読んで要点をメモしたり、映画を見て感動した時の気持ちを書き残す、といったことです。
メモの重要性は多くの人が認識していますし、僕も心掛けてはきました。でも、手元にメモ用紙やペンがなかったり、iPhoneに入力するのが億劫だったりして、気がつけば思いつきもアイデアも忘却の彼方ということが数知れずあったのも事実です。
それを、このブログで継続してアップすることにすれば、常に情報感度が上がりアンテナが機能し、メモを取ることを忘れないだろうと思ったのです。
というわけで、これはあんまり他の人の参考になるようなブログにならないなぁ、と思いつつも、全く自分のためにスタートします。
ただ “今” を生きる
では、まず最初に今日聞いたお話しから。
京都の西、嵐山のほど近くにある鈴虫寺。このお寺で行われる「鈴虫説法」なる講話を目当てに、多い日は3千人もの人が訪れるとか。
テレビでも何度か紹介されているので、ご存知の方も多いでしょう。 (こちらの記事参照)
その十代目の桂住職が行う説法は、堅苦しいところなど何もなく、まるで落語や漫談のような軽妙な語り口で話が紡がれていきます。
今日は、新年に当たっての心掛けについて話された内容が心に残りました。そのポイントを要約すると次の通りです。
夢や目標を設定するのはいいことだが、
それに囚われ過ぎてはいけない
結果や成果を追い求めるのではなく、
ただ “今” を生きることが大事
今日を一生懸命生きることができれば
結果や成果、評価は後から付いてくる
また、桂住職が今目指しているのは「愚かになること、馬鹿になること」だそうです。
愚かになったり、馬鹿になることは難しい、と住職は言います。それは人間誰しも、他人からよく思われたい、評価して欲しいという欲があるからです。
そうした欲を捨てれば、愚かにも馬鹿にもなれるというのです。
桂住職のお話を聞いて、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の次の一節を思い出してしまいました。
みんなにデクノボーとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなりたい
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.1.4記)