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さて、「今日の一言メモ」第10回です。
旅の記録の重要性
昨日のブログ記事で、本田直之さんが書かれた「 TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと」 という本から得た気づきを書きました。
この中で、本田さんはイタリアの有名レストランのシェフの言葉を紹介しています。
「旅したときにメモをしなければ、旅した意味がない」
そして、ご自身の言葉として次のよう書かれています。
旅をして何を自分は感じたのか?何を学んだのか?まずはじっくり考える。そこで終わらせず、何を感じて考えたか、ひと言でもいいからメモしておく。たったこれだけで、その旅の価値は劇的に上がる。
それも、事実だけでなく、自分で感じたことや考えたことをメモするのが大事。
そして、ご自身のメモスタイルは、スマホでメモって、Evernoteにあげてタグ付けするというシンプルな方法をとっている、と紹介されていました。
反芻する材料が必要
旅に出ると、たいていの人は写真を撮るでしょう。でも、旅先でメモを取ることはあまりないかもしれません。
後で写真を見返すことで、その情景を思い起こすことは可能です。でも、その時何を感じたのか、何を考えたのか、心の情景まで思い出すことは困難でしょう。
でも、その時心に浮かんだ言葉を一言でもメモしておけば、まざまざと思い出すかもしれません。
人間の脳とは不思議なものです。ほんの切れっ端のキーワードでも目にすれば、それに関連した事項の記憶の引き出しが開きます。
旅の体験を後から反芻するためには、メモという材料が必要なわけです。これは旅に限らず、初めて体験する場面に遭遇した時にも言えることですね。
自らのクリエイティビティを加えて、アウトプットを心掛ける
そうした反芻を重ねるうちに、過去の体験や内面の思いと化学反応を起こし、自らのクリエイティビティが加わって新たなアウトプットが生まれるでしょう。
そうしたアウトプットは、一つの文章としてノートに纏めたり、ブログでアップしたりと、なんらかの形として残しておくことが望ましいと思います。
それらのアウトプットがいくつも積み重なると、またそこに新たな化学反応が起きるはずです。
アウトプットは、何も他の人に向けて行うだけではありません。未来の自分に向けたアウトプットもあるのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.1.14記)