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さて、「今日の一言メモ」第310回です。
「朝三暮四」
「朝三暮四 (ちょうさんぼし) 」とは、目先の違いにこだわって、結果が同じになることに気が付かないことの例えです。また、言葉巧みに人をだますことを指します。
中国の春秋時代の次の話に基づいているそうです。
宋の狙公は猿をたくさん飼っていた。狙公が貧しくなり、猿の餌代を節約しようと思ったが、猿になつかれなくなることを心配して、猿をなんとかだまそうと思った。
「朝に三つ、夕方に四つとちの実(餌)をやろう」と言うと猿たちは怒り、「それなら朝に四つ、夕方に三つにしよう」と言うと、猿は大喜びしたという。
日経平均株価最高値の日
さて、今日12月29日は今から30年前、1989年の証券取引所大納会で、日経平均株価が算出開始以来の最高値 (ザラ場 38,957.44円、終値 38,915.87円) を記録した日です。
時はあたかも、あのバブル景気が絶頂期を迎えようとしていました。しかし、その後バブル景気は崩壊し、株価も急激に下落することになります。
目先の良いこと、悪いことに一喜一憂しない
あの日経平均株価最高値から30年ですか……バブル崩壊から日本は、失われた10年とも、20年とも言われる低迷期を迎えます。
そうした中で、株価の変動に一喜一憂するのは、僕の性格にどうしても合わないので、株取引とは距離を置いていました。
そして、今年 (2019年) も身の回りでいろいろ変化があった年でした。それで思うのは、やはり「人間万事塞翁が馬」であるな、ということです。
いいことがあってもそれは何か悪いことの前兆かもしれませんし、悪いことがあってもそれは良いことの前兆かもしれません。
良いことも悪いことも、それはきっと起こるべくして起きたことであり、自分が生きていく中で通らねばいけない道なのだ、と腹を括って真正面から受け止めていくことが大事でしょう。
来年も、目の前のことに一喜一憂せず、冷静に淡々と進んでいきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.29記)