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さて、「今日の一言メモ」第329回です。
「初心忘るべからず」
初心忘るべからずとは、何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒めですね。
学び始めた頃の謙虚な気持ちを忘れてはならないという戒めで、世阿弥が能楽の修行について言った言葉だそうです。
「ニーバーの祈り」
キリスト教社会で古くから口承されてきた「ニーバーの祈り」という有名な言葉があります。それは、次のような内容です。
神よ、変えることのできないものを
受け入れる心の平静さをお与え下さい。
また、変えるべきものを変える勇気をお与え下さい。
そして、変えられないものと変えるべきものを
判断できる知恵をお与え下さい。
心の平成さと勇気と知恵、この言葉が凄く響きます。
特に、変えるべきものを変える勇気は、なんとしても持たなくてはいけません。
自由に生きるために
多くの人が読んだであろうベストセラー書籍「嫌われる勇気―――自己啓発の源流『アドラー』の教え」があります。
「嫌われる勇気」は、哲人と青年の会話を通してアドラー心理学を紐解いていきます。そして、その会話の中で、青年は「変わらない」自分をやめ、新しい生き方を、新しいライフスタイルを選ぼうとした時、哲人に次の質問をします。
人生が「いま、ここ」にしか存在しなかったとしたら、いったい人生の意味とはなんなのでしょうか?
哲人は、こう答えます。
あなたはご自身の人生の迷っておられる。なぜ迷っているか。それはあなたが「自由」を選ぼうとしているからです。
すなわち、他者から嫌われることを怖れず、他者の人生を生きるのではない、自分だけの道を。
人が自由を選ぼうとしたとき、道に迷うことは当然あるでしょう。
あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわないのです。
人さまに貢献するために精進し続ける
今から約8年前の2012年4月、税務署に個人事業主の開業届を提出し、フリーランスのITコンサルタントとしてスタートしました。そして、それから自らの「あり方」を求める旅に出て、さまよい歩いていた気がします。
その過程で、先人たちの著したさまざまな本を読み、残した言葉に触れ、そして経験を積むうちに辿り着いた自らの「あり方」、すなわち「生き方」が以下です。
「人さまに貢献するために精進し続けること」
この生き方を決めた時の初心を忘れないよう常にリマインドし、ブレることなく歩み自由に生きていきたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.21記)