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さて、「今日の一言メモ」第473回です。
「千里の馬も伯楽に逢わず」
千里の馬も伯楽に逢わずとは、いつの時代にも有能な人はいるものですが、その才能を見抜き、発揮させてくれる人と出会えることは滅多にないということの例えです。
「伯楽」とは、中国の春秋時代の名馬を見分ける鑑定名人のことです。一日に千里を走るような名馬はたくさんいるが、その才能を見抜き充分に能力を発揮させる伯楽のような人は、いつもいるとは限らないことから、こう言われるようになりました。
「一期一会」
一期一会とは、一生に一度だけ出会うこと、一生に一度の貴重な出会いを指した言葉です。安土桃山時代に、茶人の千利休の弟子である山上宗二が言った「一期に一度の会」という言葉に基づくそうです。
本来は茶道の心得から出た言葉であり、その日の茶会での出会いは一生に一度しかないのだから、それを大切にして誠実な心で人と接するべきだという意味です。
「一期」は、仏教用語で生まれてから死ぬまでという意味で、「一会」は、主に法要などで一つの集まりや会合のことを指しているとか。ともに仏教と深い関係がある言葉です。
大切な友人を疎かにしていないか
自分がなかなか気づけない自分の良さを見出してくれる人がいます。自分ではごく当たり前のことをしているのに、「そんなことできるんだ!すごいね!」と言ってくれる人がいます。
そんな人がいたら友人として大切にしなければなりません。そして、そんな人は他の人の良さも大いに見出していることでしょう。
だから、その友人が大切にしている友人は、自分にとって大切な友人になる可能性大です。未だ会えていないだけの大切な友人かもしれません。
なので、大切な友人のことを疎かにせず、つながりを大事にしていきたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.7.10記)