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さて、「今日の一言メモ」第523回です。
「人は見かけによらぬもの」
「人は見かけによらぬもの」とは、人の性格や能力は、外見だけではわからないという意味ですね。
人は外見とは違った意外な一面を持ち合わせているものであり、見た目だけでその人を判断することはできないということです。
思いがけない才能や良さを見つけたときや、善人そうな人が実は悪者だった場合にも使われ、特に後者の場合に多く用いられます。
自民党総裁候補者は?
安倍晋三首相の突然の辞意表明で、にわかに動き出した後継者選びでは早々に菅義偉官房長官が最有力となりました。
岸田文雄政調会長、石破茂元・幹事長のお二人と合わせた三人が、総裁候補として正式に名乗りを上げたわけですが、それぞれの政策ビジョンなどはまだ出揃っていません。
それなのに派閥の論理で、あれよあれよというまに菅義偉氏の支持に派閥の多くが雪崩を打って回るというのも不思議な話です。そして、党員・党友投票なしの簡易型で総裁選が行われるのは国民不在と言われても仕方がないと思います。
それはともかく、総裁候補のお一人である石破茂氏は、年齢が一つ違いで同じ大学出身ということで勝手に親近感を抱いていますが、ずいぶん見かけで損をしているなぁ、と感じています。
話している内容は至極ご尤もなのですが、真面目な顔をするとおっかない感じがしますし、ゆっくり噛みしめるように話すスタイルは、テンポ・歯切れの良さを求める現代のスタイルとは異なります。
人は見た目が9割
「メラビアンの法則」という法則があります。
この法則は、非言語的コミュニケーションの重要性を説いたもので、コミュニケーションにおいて、人に影響を与える情報の割合は、以下の通りとしています。
言語情報(話の内容など):7%
聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
視覚情報(見た目など):55%
つまり、言語情報が7%、非言語情報が93%の割合であるという説です。
実際に話している内容ではなく、身なりや動作、声のトーン、話の早さなどで、ある意味ほとんど評価されるといって過言ではありません。
どんなにいい話をしていても、ボソボソと聞き取りにくい小声で、自信なさげに話されると、信憑性が疑われてしまいます。また、石破茂氏のようにゆっくり噛みしめるように話されるとイライラする人もいます。
次期官房長官の候補にも挙げられている小泉進次郎氏は、容姿端麗・言語明瞭で歯切れが良いです。だから演説で人を惹きつけるのでしょう。環境大臣になってからは、歯切れの良さがあまり聞こえてこなくなりましたが……。
アメリカ大統領などは、専任のスピーチライターと共にスピーチトレーナーもいると聞きます。石破茂氏も専任のトレーナーを置いてトレーニングしてはどうかと思うのですが。
「伝え方が9割」の前に「人が見た目が9割」と心得て、自分も身なりや姿勢、動作、話し方などに今以上に留意して過ごしたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.9.4記)