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さて、「今日の一言メモ」第574回です。
「冬来たりなば春遠からじ」
「冬来たりなば春遠からじ」とは、今は不幸な状況であっても、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せが巡ってくるという例えです。
寒く厳しい冬が来たということは、暖かい春が目の前まで来ているということからこう表現されています。
イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節「If winter comes, can spring be far behind?」に基づくそうです。
「炉開きの日」
今日11月1日は、「炉開きの日」です。冬になって炉や炬燵など暖房器具を使い始めること (「炬燵開き」とも言う) から、そう呼ばれています。
茶の湯では、冬になって初めて囲炉裏 (いろり) または茶事の炉を開いて用いることを指すそうです。現在は、新暦11月朔日 (1日) に行うことが多いことから、この日が「炉開きの日」と呼ばれるようになったとか。
首都圏では、ここのところ晴天が続き穏やかな秋の気候ですが、朝方は気温が10℃をきり冬の到来が近いことを思わせます。
冬が近ければ、春がそのあとに続いていると思う
ハロウィンも過ぎ去り、街の飾り付けは一気にクリスマス一色に向かう頃です。クリスマスといえば、雪が降る日にあったかい暖炉を囲んで一家団欒……というイメージがします。
冬は寒くて厳しい季節ということで、あまりいいイメージではありません。かつて「商社、冬の時代」などといわれたように悪い時期をあらわす代名詞だったりします。
まあ、ものは考えようで冬が到来するということは、そのあとに続く春も近づいているということです。そして、春の暖かさやまばゆく感じる若葉が萌ゆる光景も、冬の寒々とした光景があってこそ引き立つのではないでしょうか。
ということで、春の引き立て役である冬の時期を楽しく過ごせるように心がけたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.11.1記)