(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第585回です。
「待てば海路の日和あり」
「待てば海路の日和あり」とは、今は状況が悪くとも、あせらずに待っていれば幸運はそのうちにやってくるということの例えです。「待てば甘露の日和あり」を変えた句です。
海が荒れても、じっと待っていれば出航にふさわしい日が必ず訪れることからこう表現されるようになりました。単に「待てば海路」ともいい、『尾張(大阪)いろはかるた』の一つだそうです。
ぼんやり待っていてもその日は来ない
天候の回復は、ひたすらその時がくるのを待つしかありません。でも好機到来を願うなら、ただぼんやりと待っているだけではだめでしょう。
フランスの細菌学者ルイ・パスツールの言葉に「幸運は用意された心のみに宿る」があります。
パスツールがスピーチで「学術分野における発見は、偶然の産物ではなく、その機会は準備のできている者だけに訪れる」と話したことに由来しています。
「いい石の日」
今日11月14日は「いい (11) いし(14) 」の語呂合わせで、「いい石の日」という記念日です。これは、今から21年前の1999年 (平成11年) に、山梨県石材加工業協同組合が制定した記念日です。
日付語呂合わせと、石工職人が尊ぶ聖徳太子の命日であるこの日を「太子講」としていたことが由来だそうです。
「太子講」は、石工職人だけでなく、大工・左官・鍛冶 (かじ) 屋などの職人仲間で聖徳太子を守護神として行う職業講です。太子が寺院建築史上大きな存在であったため、江戸時代から行われていた行事なのだそうです。
石のように固い「意志」を持つ
人生における海路の日和は、ただ漫然と待つのではなく、それなりの準備を整えしっかりとした態勢を整えておくことが必要でしょう。
そして、そこに向けた石のように固い「意志」を持ち続けることが大切だと思います。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
・・・・・・・・・・・・
(2020.11.14記)