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【今日の一言メモ】・・・金魚鉢の金魚にならないように気をつけて、新たな世界を求めて動くことが大切

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(画像出典元はこちら

さて、「今日の一言メモ」第598回です。

「夜郎自大」

「夜郎自大」(やろうじだい)とは、自分の力量を知らず、威張っていることの例えです。

「夜郎」とは、漢の時代に中国の南西にあった未開部族の国です。「自大」とは、自ら尊大な態度をとり、威張ることを意味します。

昔、夜郎国の王は、漢帝国の大きさを知らずに自分の国だけが大国だと思い込んでいました。漢からの使者に来たときに、夜郎国の王が「漢と夜郎国とでは、どちらが大きいか」と尋ねたという故事に基づくそうです。

「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」ということですね。

「コペルニクス的転回」

今日11月28日は「太平洋記念日 」です。今から500年前の1520年 (永正17年・日本では室町時代) 11月28日に、ポルトガルの航海者マゼランが、マゼラン海峡を通過して太平洋に出たことに由来します。

彼の船は初めて世界を一周して帰国し、地球が丸いことを証明しました。今では、地球が丸いことは当たり前のことですが、500年前までは未知のことだったのです。そして、マゼランがマゼラン海峡を通過してから23年後、1543年にコペルニクスによって「地動説」が確立します。

古くアリストテレスの時代からコペルニクスの登場する16世紀まで、地球は宇宙の中心にあり、まわりの天体が動いているという「天動説」が信じられていました。それ以来、物事の見方が180度変わってしまう事を「コペルニクス的転回」と呼ぶようになりました。

金魚鉢の金魚にならないように

生まれたときから金魚鉢の中で泳いでいる金魚は、それが世界のすべてであり、外界に川や海があることなど知らずに過ごします。

人間も生まれたときから同じ地域に住み、親の経営していた個人商店を継いでいたら、その環境は金魚鉢と同じといっていいかもしれません。ちょっと語弊がありますが……。

現代では、テレビや新聞だけでなくインターネットを通じて世界中の情報をリアルタイムに見聞きできますが、それはあくまで外界を覗き見ているだけです。ニューヨークがどんなところか、実際のところは住んでみないと分からないと思います。

僕自身が金魚鉢にいたのだなぁ、と実感したのは22歳で就職して33年間勤めた会社を55歳でアーリーリタイアメントした後です。5歳で幼稚園に入ってから、その後の小学校、中学校、高校、大学を経て会社員を辞めるまで50年間なんらかの組織の一員として生きてきました。

それがある日突然、どこの組織にも属さず、定期券も持たず通う場所もなくなって、なんとも足元が覚束ない思いをしました。それからフリーランスとして独立起業したわけですが、フリーランスの人たちがどのような生活をしているのかは知識として知っていましたが、自分がその身になるといきなり現実が押し寄せてきました。

組織の庇護もなく、すべてを自分でやらなければいけない現実をいきなり目の前に突き付けられたのです。組織の一員として過ごしていれば、毎月決まった日に給料が振り込まれます。でも独立したら、自分で仕事を作り認めてもらい報酬を得なければなりません。うかうかしていたら売り上げはゼロです。

独立してから10年近くが経ち、今は思いきってこの世界に飛び出して良かったと思っています。もう会社員には戻れません。ただ、これは向き不向きのあることで、誰にでもお勧めできる生き方ではありませんが……。

まあ、どんな働き方をするにせよ、自分が金魚鉢の金魚にならないよう気をつけて、自分のやりたい仕事を求めて動き回った方がいいとは思うのです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

・・・・・・・・・・・・
(2020.11.28記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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